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震災後、女性に多発する病気がある。命を守るためにできること

エコノミークラス症候群から身を守るために。

発生から2日が経った北海道地震。いまだに1万人以上が避難を強いられている。

時事通信

こうした災害の発生後も、命が危険に晒されることがある。「エコノミークラス症候群」だ。

時事通信

長時間にわたって同じ姿勢でいると、足などの血の流れが悪くなり、血の塊(血栓)ができる。最悪の場合、血流で移動した血栓が肺の血管を詰まらせ、死に至ることもある。

2年前の熊本地震(写真)で注目を浴びたこの病気。54人がこのエコノミークラス症候群が原因で入院が必要と判断され、うち1人が死亡した。

いったい、どうすれば発症を防げるのか。気をつけるべきこととは何なのか。改めて5つのポイントをまとめた。

1. 「車中泊」だけではなく、避難所での生活でも発症するケースがある

時事通信

熊本地震では発症したうち42人が車で寝泊まりをしていたため、「車中泊が危険」というイメージが先行したが、避難所でも発症するケースはある。

個人のスペースが狭く、あまり歩かずに同じ姿勢を保っている人が多いことがその理由だ。「車じゃないから」と安心はできない。

2. 震災直後だけではなく、数ヶ月後に発症するケースもある

時事通信

エコノミークラス症候群は、発災直後ではなく4〜5ヶ月後に発症する場合もある。

熊本地震でも、国立循環器病研究センターなどがその年の12月までに仮設住宅や避難所で約3200人を診療したところ、9.3%(299人)から血栓が見つかったという。

死亡例はなかったが、重症化し入院が必要となったケースも3人いた。

3. 女性に発症が多かったのも特徴のひとつだ

時事通信

熊本地震の場合は、約8割に当たる42人が女性だ。

4月14日の「前震」から4日後に死亡したのは51歳の女性だった。妊娠中または出産直後の人も注意が必要だ。

なぜ女性が多いのか。災害時は使えるトイレが限られるため、水分を控えがちになってしまうことが原因だとする専門家の見方もある。

4. エコノミークラス症候群を防ぐためにできることは

Nozomi Shiya / BuzzFeed

同じ姿勢のままでは過ごさず、ストレッチなど、適度な運動を行うことがもっとも有効だ。

また、喉が乾く前にこまめな水分補給をすること、ベルトなどをきつく締めず、リラックスすることも大切になる。

なるべく足を上げた状態にするのも効果的という。車中泊をする際は、座席の下に荷物や丸めたタオルなどを置いて足を乗せれば良いという。

また、熊本地震では発症を防ぐ「弾性ストッキング」が配布されるなどの対応も取られていた。

5. 歩いているときに息切れがしたり、胸が痛くなったり、足のむくみや痛みなどの症状が出たりしたら…

時事通信

すでにエコノミークラス症候群を発症している可能性もある。その場合は、すぐに医療機関を受診しよう。

過去の災害では、その場で健康保険証や所持金がなくても医療を受けることができる特別措置が取られていることも、大切なポイントだ。

無理をしないで病院に行くことこそが、命を守る大切な手段になる。

Contact Kota Hatachi at kota.hatachi@buzzfeed.com.

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