「ゆうちょ銀行」をかたり、中国語と日本語の自動音声が流れる不審な電話が相次いで確認されている。
非通知である場合や、ゆうちょ銀行のコールセンターとほぼ同じ番号が表示されることもあるといい、同行が注意を呼びかけている。
同行によると、電話は「ゆうちょ銀行からの中国の通知です」という日本語の自動音声のあとに、中国語の音声が流れるもの。
同行のコールセンターの番号「0120-108-420」に日本の国番号「81」がついた「＋81-120-108-420」という番号や、非通知でかかってくるケースがあるという。
「+81」の番号のケースでは、折り返すと実際にコールセンターにつながることから、同行側でも今年10月ごろから継続して複数、確認している。
Twitterでも10月5日ごろから被害を訴える声が相次いでおり、「怖かった」「不安」「怪しすぎ」などの声があがっている。
記者の携帯にも…
留守電に残っていた…怖いな…
12月13日午前には、BuzzFeed Newsの複数の記者にも非通知で同様の電話がかかってきた。
留守電にメッセージが残されており、「ゆうちょ銀行からの中国の通知です」というアナウンスのあとに中国語の音声が流れた。口座やカードが停止されるとして、手続きを進めるように促す趣旨の内容だった。
日本語話者には理解ができるものではない内容ということもあり、目的ははっきりしない。
関連する具体的な被害は確認されていないというが、同行は「この電話は当行とは関係ありません」と注意喚起。電話で暗証番号や「ゆうちょダイレクト」のログインパスワードを聞くことはないとして、詐欺等の被害に遭われませんようご注意ください」と呼びかけている。