西日本で拡大している豪雨災害を受け、大手携帯キャリアが7月7日、大きな被害を受けている広島県と岡山県で公衆無線LAN「00000JAPAN」の無料開放を始めた。
両県全域で、auは午後4時から「au Wi-Fi SPOT」を、ソフトバンクは「ソフトバンクWi-Fiスポット」を順次、NTTドコモは「docomo Wi-Fi」を順次開放していくという。
契約する通信会社によらず、誰でもインターネットに接続することができるのが特徴だ。
ユーザーはコンビニなどのWi-Fiスポットで自身の端末のWi-Fiを起動し、SSID「00000JAPAN」に接続するだけでいい。
大規模災害のたびに開放される統一ネットワークで、2016年4月14日に発生した熊本地震から運用が始まった。直近では大阪北部地震を受け、携帯キャリアなどが府全域で提供していた。
大手通信会社などが加盟する「無線LANビジネス推進連絡会」は、「被災地の皆様におかれましては、安否連絡等にご活用ください」という。
無料開放のため、セキュリティ面では安全とは言えない。auも自社サイトで「個人情報やお金の話題には気を付けて」と呼びかけている。
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