この発想はなかった!新聞を切り抜いて作る「コラージュ川柳」が面白い

    大切なのは、一瞬のひらめき

    コラージュ川柳、知ってますか?


    最近、川柳がアツい。

    サラリーマン川柳」や、「オタク川柳」など、世相や人々の本音をユーモアにのせて詠んだ作品が話題を呼んでいる。

    そんな中、ツイッターでひそかなブームになっている一風変わった川柳のスタイルがある。それが「コラージュ川柳」だ。

    @collage_mtmt / Via Twitter:@collage_mtmt

    新聞の言葉を切り抜いて、「五・七・五」のリズムで一句詠む。

    バラバラな言葉、バラバラなフォントの新聞の切り抜きであっても、俳句のリズムにのせることで不思議と一体感が生まれる。なんだかクスッとくるし、怪文書っぽい感じがいい味をだしている。



    バズフィードでもやってみる

    センスと思い切りの良さが気持ちいい「コラージュ川柳」。ツイッターで#コラージュ川柳と検索するとたくさんの作品を見ることができる。これを眺めている時、ふとあることが頭をよぎった。

    「これ、バズフィードの編集部にやらせたら相当面白いんじゃないか」

    思い立ったが吉日。というわけで、さっそくバズフィード編集部で「コラージュ川柳大会」を開催することにした。



    やり方はこう。

    「五・七・五」の「五」にあたる上の句と下の句(5〜6文字)、「七」にあたる中の句(7〜8文字)をそれぞれ新聞から切り抜き、デスクに置いておく。

    あとはスタッフに自由に一句詠んでもらい、いい作品が出来上がり次第、写真を送ってもらうことにした。


    思った以上に盛り上がった

    最初は興味を示してもらえるか心配だったが、皆ブースの前で足を止め、黙々と川柳作りに挑戦していた。これが意外と頭を使うようで、時に笑い声をあげながらも真剣な表情で取り組んでいた。


    どんどん人が集まり、時には自分の川柳を見せあいながら、思い思いのままコラージュ川柳を楽しんでいた。

    これは期待できる。あとは作品が出来上がるのを待つのみ。



    どれもこれも切れ味のいい作品ばかり


    どれだけの作品がくるかなぁと、一日待っていると30作品ほど集まった。

    しかも、どれもこれも予想を大きく上回る傑作ばかり。この中から特にセンスが光っている作品をいくつか紹介していく。


    ずわい蟹…


    トランプ氏


    アデランス…


    ぽっかぽか…


    中高年…


    超ヤバイ…


    工作員…


    なぜだろう…


    ジャパネット…


    食べ放題…


    52歳…


    いかがだっただろうか。

    もはや何を言ってるのかわからないこの「カオスさ」こそが、コラージュ川柳の醍醐味である。

    ただ新聞を切り抜いて自由に組み合わせるだけなので、誰でも簡単に出来る。必要なのは、一瞬のひらめきだけ。みんなでやるととっても盛り上がるので、ぜひ職場の仲間や友人と「コラージュ川柳大会」やってみてほしい。