友達のバイト先に遊びに行くような体験ができるカフェが話題です。
話題になっているのは「友達がやってるカフェ（＆バー）」というお店。初対面の店員さんが友達という設定で接客してくれるという不思議な体験ができます。
4月22日にオープンし、早くも話題沸騰中！カフェをプロデュースした株式会社kakeruの代表・明円卓さん（@sugurumyoen）が投稿したこちらのツイートには3.4万件のいいねが集まりました。
『友達がやってるカフェ』（＆バー）というお店を原宿で22日から始めます！ ・友達のバイト先に行くような体験 ・注文方法が会話 ・スタッフは役者など 接客難しすぎて破綻する時もありますが、それも含め楽しんで頂きたいです！「原宿に友達がやってるカフェがあってさ…」と誘ってお越しください！ https://t.co/UEy0ubKGqI
「友達がやってるカフェ」で特徴的なのは接客方法。
店内に入ると「いらっしゃいませ」ではなく、「お〜久しぶり！！」「来てくれたの！？」と、元々友達であるかのような会話がスタートします。
店員さんがタメ口で接客するお店はなかなかないので新鮮…！今までにない体験ができそうです！
「友達がやってるカフェ」は、メニューも独特です。「大変そうだから、すぐ出せるので大丈夫だよ」というメニューを選ぶと、ドリップコーヒーが提供されます。「元気出るやつのみたいな〜」と注文すると、出てくるのはクラフトコーラです！
他にも、「店員さんの間で一番人気なのってどれ？」と聞くと、クリームソーダが提供されるなど、注文するときからワクワクが止まりません！✨
BuzzFeedは代表の明円卓さんに話を聞きました。
――「友達のバイト先に行くような体験ができるカフェを作りたい」と考えたきっかけを教えてください。
日本のサービス業では“お客様は神様”という文化がありますが、もう少し違う体験があっても良いのではと考えました。友達がやってるカフェではお客様と店舗側の目線の高さを同じにすることで、新しい接客を実験しています。
発案をしたのは、社員旅行で社員から「近くに友達がやってるカフェあるんで行ってもいいですか？」と言われたときです。自分も「友達がやってるカフェ行かない？」って言いたいなと、羨ましく感じました。
誰もがそれを体験できたらどうなるかなと思い、作ってみようと思ったのがきっかけです。
――お店を作る上で最もこだわったポイントは？
お客様にも「友達風」に振る舞ってもらう必要があるのですが、誰もが簡単に体験出来るよう、メニュー名を会話風にしています。
「いつも飲んでるやつ」と注文すると、スタッフがランダムでメニューを決めたり、「あの田中が、いっつも飲んでたやつ何だっけ？」と頼むとりんごジュースをお出しするような、そんなコミュニケーションを作っています。
――おすすめの商品を教えてください。
夜は「友達がやってるバー」として営業し、本格的なカクテルをご提供しています。おすすめは「コーヒーカクテルで可愛いの作ってほしいな〜」と注文いただく、エスプレッソマティーニです。
――どのような時に接客の難しさを感じますか？また、どう切り抜けているのでしょうか？
「昔からの友達」という体裁でお客様とお話しするため、会話の設定上のズレが生じるなどの失敗はたまにあります。ですが、「友達」という設定にしているので、お客さんは失敗も含め全部楽しんでくださっているように思います。
――実際に来店されたお客様の反響はいかがですか。
すごく楽しんでくださっています！みなさん、店員に対しても友達設定のタメ口で接してくださる方がほとんどです。
お客様が投稿してくださった動画も話題になっていて、SNSの動画は累計1000万再生を超えました。
初対面なのに「いつも飲んでるやつ」が通じる不思議なカフェ＆バー！ぜひ足を運んでみては？
【店舗詳細】
■店舗名：友達がやってるカフェ／バー
■営業時間：12:00～23:00（カフェ営業12:00～17:30、バー営業 17:30～23:00、テイクアウト 12:00～23:00）
■住所：東京都渋谷区神宮前6-6-2 原宿ベルピア 3階