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エアコンと仮設風呂は、安倍首相の視察にあわせた設置? 世耕経産相や防衛省が否定

Twitterで憶測が拡散している。

西日本豪雨を受け、安倍晋三首相が被災地を視察するのに合わせて、現地にエアコンと仮設風呂が設けられた、との憶測がTwitterで拡散している。

その情報を知った世耕弘成経済産業相は、自らのアカウントで明確に否定。「こんな時に無責任な情報を流さないでいただきたい」と苦言を呈した。

また、エアコンの設置を担当する経済産業省と、仮設風呂について担う防衛省もBuzzFeed Newsの取材に「視察にあわせた設置という事実はございません」とそれぞれ答えた。

ツイートは7月11日午前にされ、12日午前11時現在、2万件近くリツイートされている。

豪雨による被害が「比較的少ない地域」に暮らす、岡山県倉敷市の友人の話を紹介。エアコンと仮設風呂は安倍首相の現地視察に合わせ、「アピールのために慌てて準備した」と投稿した。

世耕経産相はその後、引用リツイートの形で反論。次のように綴った。

安倍総理視察とエアコン設置は全く無関係。
設置の指揮を取ってきた者として明確に申し上げます。


熱中症回避のため人の多い避難所優先でエアコンを配備しています。
総理が視察した岡田小以外の倉敷真備地区・水島地区、広島県、愛媛県の避難所複数にもエアコンは設置され、被災者から喜ばれています

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投稿を続け、「こんな時に無責任な情報を流さないでいただきたい」と苦言を呈し、「現場で懸命に突貫工事でエアコン設置をしてくれているメーカー、電気工事会社、電力会社社員など関係者に申し訳ない思いです」と書いた。

経産省と防衛省も否定

安倍首相は11日、大きな浸水被害に見舞われた岡山県を視察した。

倉敷市真備町などを陸上自衛隊の大型ヘリコプターで上空から視察後、被災地を訪れると献花し、黙とうをささげた。また、避難所に足を運び、被災者らの話を聞いた。

エアコンの設置を進める経済産業省の担当者は「大臣が申し上げている通り、そういうことは全くないです」とはっきりと否定した。

「被災地のニーズに応じて設置を進めています。安倍総理が視察されていない広島と愛媛でも設置していますし、関係ありません」

一方の防衛省の広報担当者も「仮設風呂の設置は、視察とは切り離されたものです。視察にあわせた設置という事実はございません」と話した。

クーラーと仮設風呂の設置状況は?

経産省によると、避難所におけるクーラーは11日午後11時半現在、3県37箇所の避難所で229台が設置・稼働中。

岡山県で9箇所、計94台、広島県で16箇所、計71台、愛媛県で12箇所、計64台が稼動済みとなっている。

また、防衛省によれば、入浴支援は11日時点で、岡山、広島、愛媛の3県12自治体で提供。12日には新たに3自治体が追加される。

広島県呉市においては、海上自衛隊が輸送艦「しもきた」艦内で特設風呂を被災者らに使ってもらう対応をとっている。

高知県を含む4県で給水支援もしており、場所は各自治体のHPなどで確認してほしい、としている。

現在、倉敷市にも取材を依頼している。回答があり次第、追記する。

BuzzFeed Newsでは【給水マップ】給水所の場所がスマホで一目でわかる。有志が「給水MAP」を作成という記事も配信しています。



バズフィード・ジャパン ニュース記者

Kensuke Seyaに連絡する メールアドレス:kensuke.seya@buzzfeed.com.

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