【東京五輪】小池都知事は3兆円超の開催費にどうメスを入れるか 「負の遺産になる可能性高い」

    整備が進む3会場に黄色信号が…

    東京五輪・パラリンピックの開催費は3兆円超になりそうだ。大規模な“メス”をどう入れるのか。

    都によると、見直しの矛先は、いずれも江東区で新たに建設する方向で進んでいた海の森水上競技場、オリンピックアクアティクスセンター、有明アリーナの3施設。

    3つの施設の整備費は、建設資材や人件費の高騰で、2013年の招致時に示された金額から大幅に上がっている。建設計画の抜本的な見直しを厳しく指摘され、どう方針転換の案が示されたのか。

    ①海の森水上競技場 招致時69億円→491億円(約7倍)

    ②オリンピックアクアティクスセンター 招致時321億円→683億円(約2倍)

    ③有明アリーナ 招致時176億円→404億円(約2.3倍)

    しかし、これらの施設は今年1月に落札業者が決定し、すべて実施設計に入っている。