新型コロナウイルスに感染し、入院していたコメディアンの志村けんさんが、3月29日、死去した。NHKなどが伝えた。
訃報を受け、深い親交のあったタレントのラサール石井さんは「たった今志村さんの事を呟いたばかりなのに」とTwitterに投稿した。
志村さんは、3月17日にけん怠感などの症状が出た。その後、東京都内の病院で、重度の肺炎と診断を受けて入院。所属事務所が25日、新型コロナウイルスへの感染を公表していた。
病院での治療が続けられていたが、亡くなった。70歳だった。
「たった今志村さんの事を呟いたばかりなのに」とツイートしたラサールさんは、「信じられない。どうすればいいのか」と続けた。
「呟いたばかり」の内容
「呟いたばかり」とは、志村さんが俳優として出演した映画「鉄道員」(1999年)の映像に触れたもの。
ラサールさんは「やはり志村さんは名優だなあ」と綴った。
「志村魂で15年以上一緒に芝居を作ってきましたが、本当にお芝居が大好き。そして上手い。でもドラマや映画のオファーはずっと断っていた」
そして、出演辞退が発表された初主演映画『キネマの神様』については、久々だっただけに「残念」、NHK連続テレビ小説『エール』の出演には「期待します」と感想を綴り、思いを馳せていた。
「早く良くなって復帰して下さい。そして志村魂でも」
『志村魂』は、「バカ殿様」に扮する志村さんが、城の人たちとさまざまなコントをする舞台演劇だ。志村さん自らが主催、主演。ラサール石井さんが脚本・総合演出を務めるなど、2人は深い親交があった。
訃報に対し、ラサールさんは最新の投稿では「コロナの馬鹿野郎」と一言、気持ちを表している。