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「電動のこぎり」で右太ももを切って死亡 事故招く「キックバック現象」とは

事故は北海道で起きた。

庭木の手入れや木材などの切断に使われる「電動のこぎり」で死亡事故が発生したとして、消費者庁が7月5日、注意喚起した。

Photovs / Getty Images

※この電動のこぎりはイメージ写真です。

事故は、6月25日に北海道で起きた。円盤状の刃が回転して、材料を切断するタイプの電動のこぎり「電動丸のこ」を使用していたところ、何らかの理由で右脚の太ももを切り、出血多量によって死亡したという。

消費者庁によると、2010年12月から2019年6月末までの間、電動のこぎりによる事故情報が医療機関から計87件寄せられているという。

被害者の年代別の傾向をみると、年代が上がるほど件数が多くなり、60代以上の高齢者が全体の61%をしめた。

また、被害部位は「手指」が最も多く、次いで「太もも、膝と足首との間」だったという。

消費者庁 / Via caa.go.jp

「キックバック」現象

消費者庁が特に注意を呼びかけるのが、使用中に起きる「キックバック」という現象だ。

これは、材料の反りやたわみによって刃が詰まって動かなくなった際、その反動で電動のこぎり本体や材料が、作業者側に跳ね飛ばされる現象を指す。

電動のこぎり本体が作業者の意図しない方向へと突然飛ばされるため、重大な事故につながるのだという。

どういった様子なのか。独立行政法人国民生活センターによる以下の動画でわかる。

【電動のこぎりによる死亡事故が発生しています!】電動のこぎりでの作業中に、大たい部を負傷し死亡した重大事故等が消費者庁に通知されました。電動のこぎりは、刃が詰まったときに反動で思わぬ方向に激しく動くことがあります。必ず取扱説明書を読んでから作業しましょう! https://t.co/JvHnvFUt7J

この現象による事故を防ぐため、(1)材料を固定できる場合にはクランプや万力で固定して、電動のこぎりをしっかりと持つこと(2)刃が詰まって動かなくなった場合、スイッチを切り、刃の動きが止まってから刃を抜くことが大切だという。

そして、消費者庁は、電動のこぎりを安全に使用するために、以下の注意点を示している。

  1. 使用する前には取扱説明書を必ず読み、書かれている注意事項を必ず守りましょう
  2. 意図しない方向に刃が跳ねる可能性を認識して慎重に作業しましょう
  3. 作業は明るく整理整頓された場所で行いましょう
  4. 作業は適切な服装で行い、防護めがね、防じんマスク、耳栓などの安全防護具を利用しましょう
  5. 家族などへ声を掛けてから作業を開始しましょう

バズフィード・ジャパン ニュース記者

Contact Kensuke Seya at kensuke.seya@buzzfeed.com.

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