「生まれて初めて虹の端っこを見た」
この一言とともにTwitterに投稿された虹の端を捉えた写真が大きな反響を呼んでいます。
幻想的な写真をツイートしたのは、男性会社員のut*(@utstar_)さん。
8月21日現在、約6万7000件リツイートされ、「虹は空から降り注ぐように見えるんですね」「虹の麓には宝物があると小さい時に絵本で読みました!」などとコメントが寄せられました。
どのような状況で、虹に巡り合えたのか。BuzzFeed Newsは、ut*さんに話を聞きました。
8月17日、長野県茅野市を車で走行中に虹を見つけたそうです。時間は午前6時前。あたりには霧が立ち込め、ちょうど朝日が徐々に昇ってきた時でした。
最初に気づいたのは同乗者だったといい、ut*さんは当時をこう振り返ります。
「霧が抜けきらぬまま、朝日に照らされコガネ色に光る景色が現れて、急いで車を路肩に停めました」
「本当に幻想的でした。次第に青空が垣間見え、太陽と逆側を見ると短く太い虹が現れていました。1、2分ほどの時間でした」
iPhoneで急いで撮影したまさに奇跡の1枚でした。
写真撮影が趣味で、これまで幻想的な風景をたくさん見てきたut*さん。しかし、これほどまでの景色を見たのは初めてで「比喩の仕様がなく、同乗者と2人で自然と『夢みたいだ』とつぶやいていました」。
地方気象台「条件が整えば見られる」
松江地方気象台の気象情報官は、地面近くまで虹が見られるのは「珍しい」とBuzzFeed Newsに言います。
「条件が整えば見ることはできます。見れたのは霧のおかげですね。狙って探していない個人の方にとって、そういった虹を見られたのは珍しいと思います」
ut*さんは大きな反響を受け、困惑するほど驚いたと同時に嬉しさも感じたそうです。
「コメントを拝見し、みんなそれぞれ夢を持っているんだな、と嬉しくなりました。運良く虹に出合えたのも写真撮影のために霧ヶ峰に向かっていた途中なので、写真をやっていて本当によかったと思います」