プレミアムフライデーがスタートした2月24日、さまざまな企業が限定サービスを提供しました。
BuzzFeedでは、実際に午後3時退社して、「【お得派?贅沢派?】#プレミアムフライデー を全力で遊び倒してみた」という企画を実行。

企業側は、プレイアムフライデーをどう思ったのでしょうか?今回おじゃました店舗や企業に、手応えを聞いてみました。
秋葉原のバルは売り上げ20%増

デニーズは主婦や学生からも好評

地下アイドルのライブは2倍の来場者

大型レストラン船、「メリットはまだ先」

渋谷のカフェは多くの客を獲得、売り上げも若干増

一方で、プレミアムフライデーを進める国と経団連は、初日をどう捉えたのでしょうか?

経済産業省「課題は山積み」
経産省流通政策課によると、省内の職員に可能なら15時までに退庁するように促しましたが、帰れなかった職員もいたそうです。
プレミアムフライデーを担当する同課では、初日だったこともあってか問い合わせの電話が殺到し、職員全員が午後3時には退庁できなかった。同課の担当者は、BuzzFeedの取材にこう話しました。
「キャンペーンを言い出している身として、午後3時に退庁できるようにしていきたいです」
午後3時に退庁した人数や企業の売り上げなどデータの集計はまだ取れていません。ですが、メディアの報道などで、話題になったと実感しているといいます。
「認知度が高くなっても、労務的な問題などで実際に退社を早められるか課題は山積みだと思います。引き続き、官民連携で検討しながら、少しずつ広め、消費喚起や働き方改革を促すきっかけになればと思います」
経団連「一からの取り組みとして成功した」
一方で、経団連は「成功した」と幸先の良いスタートを切れたとしています。担当者は、BuzzFeedにこう話しました。
「全く新しい習慣を始めるということで、認知度が課題でしたが、多くのメディアに取り上げられ、多くの人に知ってもらえたと思います。予想以上にさまざまな事業者が魅力的なサービスを展開してくれたことにも成功の手応えを感じています」
ところが、午後3時退社の実現が難しい企業も少なくなく、中小企業や地方への浸透にも課題は残っています。
「一から始まったものなので、徐々に広まっていければ。会員企業に引き続きプレミアムフライデーへの参加を呼びかけ、働き方改革にもつながればと考えています」