千葉市が「サンタクロース大作戦」と題したプロジェクトを展開している。
親の育児放棄や虐待などを理由に児童養護施設や乳児院で生活を送る子どもたちに、善意でクリスマスプレゼントを贈ってほしい、と依頼するものだ。
直接届けるのではない。Amazonが提供するサービス「ほしい物リスト」を利用して、千葉市内の施設が望むプレゼントを購入し、寄付する方法をとる。

対象となる施設は、保護者がいなかったり、虐待されたりした子どもが入る「児童養護施設」、保護者の養育が受けられない乳児を受け入れる「乳児院」、配偶者のいない女性とその児童などを保護する「母子生活支援施設」の3つ。
千葉市によると、3種の施設で現在、子どもたち約200人が自立に向けて生活を送っているという。
なぜ市がプレゼントしないのか
市がプレゼントを贈ればいいという意見があるかもしれない。しかし、市は社会福祉基金を活用して生活用品などを寄贈しているものの、子どもたちのための運動用品や娯楽用品にまでは「行き届かないのが実情」だと説明している。
だから、サンタクロース大作戦を展開し、広く募集するに至ったという。
たとえば、こんなクリスマスプレゼントを希望している。


各施設が望む商品が載った「ほしい物リスト」は、こちらのページからアクセスできる。
まだ商品をリストアップしていない施設もあるが、一部の施設ではすでに自転車やベビーラックの商品をリストに追加している。
市は、子どもたちを応援するため、「皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします」とコメントしている。
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