手を繋ぐと、顔を向けながら付いてきてくれるロボットが話題になっています。
動画がTwitterに投稿されると、「こんな子欲しい」「ドラマを感じる」などと絶賛する声があふれました。そのツイートがこちらです。
大学院に進学後、当時の仲間と意見が一致したのは「自由なものづくりをしたい」ということ。そして「ものづくりサークル」を発足したといいます。
夢の実現のために
A_saysさんは「いつの日かメイドロボット喫茶を作るのが夢です」と語ります。
その夢への第一歩として、メイドロボットを作る「MaSiRoプロジェクト」をサークルで立ち上げました。
そして、1号機の手繋ぎロボット「ましろ あゆみ」を製作しました。
まだ未完成。今後はどうするのでしょうか?
今年2月から製作をはじめ、1人でここまでで作り上げたそう。
大学院を修了するまでには、カメラによる顔認識機能を実装し、手を繋ぐ人を正確に見つめるようにしたい。
さらに、現在のようなのっぺらぼうな顔ではなく、かわいい顔にしてあげたいそうです。
その後は、軽いものを掴めるようにしたり、しゃがんだりできるようにし、最終的に食事などを運べるメイドロボットの完成を目指します。
A_saysさんには、アニメ顔のロボットが良い、というこだわりがあります。
「近年は、人間そっくりのアンドロイドがありますが、人に似せすぎるとどうしても不自然さを感じる『不気味の谷現象』が生じてしまうと思います」
「だったら、無理に人間に似せて谷を”越える”のではなく、アニメ顔の非現実的な可愛さで谷を”避け”たいんです」
大きな反響を受け
ツイートした動画は、4月8日午後1時現在、約2500件リツイートされています。この反響に「ここまで大反響だとは、驚きました」と喜んでいます。
「ダンスや介護、先導役として使えるのでは、と多くの活用意見をいただいています。いつか実装してみたいな、と思いました」
「ただ、現状は、腕を引っ張られる感覚だけを頼りに付いてきてくれるだけで、まだまだ無力な子です。なので、もう少し成長して動けるようになったら、期待していただきたいです」
また、A_saysさんはメカニカルな部分を作るのは得意なのですが、プログラミングや造形については苦手意識があるんだとか。もし一緒に製作を進めたい、と思ってもらえたら、Twitterで連絡してほしい、としています。