「あなたオネエでしょ?」
そういった言い方をされた時、怒るのは簡単だが、好意で話しかけてくれた気持ちを大事にして対応したい。
そんな気持ちを表した、ゲイの当事者による漫画が、反響を呼んだ。
漫画を描いたのは、あさなさくまさん(@sakuma_asana)。4コマ漫画で表現した。
「今回は何かを問うような内容にしようと、実体験を描きました」とBuzzFeed Newsに話す。
「この女性のような人は、メディアの影響で『男性の同性愛者=オネエ』と定着したところがあると思っています。自分の言葉で相手が傷つくとか考えず、漫画の通りに話してしまうのではないでしょうか」
「だから、好意を持っているかが重要で、悪意や馬鹿にする意図がなければシャットアウトするのは良くない、と思っています。最近、LGBTに対してポジティブな人が増えているので、話しかけてくれた気持ちを大切にして対応したいです」
ツイートには多くの前向きなコメントがつき、とりわけ「当事者の方がどう思っているのかを発信してくれると、理解しやすいのでありがたい」といった感想が嬉しかったそう。
作品は問題提起のためというよりも、誰もが親しみやすいものが多い。たとえば幼少時代、男性にときめいた瞬間を描いたこの漫画がある。
作品の読者には非当事者も多いといい、「圧倒的に好意的なコメントをしてくださる人が多くて励みになります」と語る。
一方で、稀に辛辣なコメントが寄せられるが、そこにTwitterの良さを感じるという。
「どうしても苦手意識があり、認められないという人もいます。一方的にこちらが発信するのではなく、良い反応も悪い反応もいただき、そういった方もいると社会のリアルを認識できるのは、良いところだと思っています」
あさなさんは、漫画を読んでくれた非当事者の人が「私だったらこうするな」とか「自分がセクシュアルマイノリティだったら」と想像できるコンテンツになるよう意識しているという。
Twitterに他にもたくさんの作品を投稿している。読むにはこちらから。