1日だけ原宿系男子に変身したら、10代に囲まれ写真とサインを求められた話

    冷たい視線なんてもう気にしない。

    原宿系男子になってみたい。

    派手なメイクや髪型、そして独特なファッション。真似しようとすればするほど、カリスマ性を感じるあのキャラクター…。

    りゅうちぇると上の写真のけーしゃんは、かわいさの中にかっこよさがちらつく、若者に愛される原宿系男子の代表だ。

    そんな2人が10代のためのファッションイベント「超十代」に出演すると聞いた。ぼくはそれに狙いをつけた。

    「原宿系男子に変身して、超十代に行ってやる」

    これが、現在のぼく。25歳の元新聞記者で社会人3年目。

    アホか、無謀すぎるって思ったでしょう。けれど、体にムチを打ってでも、見た目も気持ちも10代に近づきたかった(許して)。

    〈ミッション1〉服を買う

    ま、まじか…。ただのキモキモ男子じゃないか?スタッフさんたちの笑い声が聞こえる。痛い。

    「ポイントは、今年の主流になってる色物を使い、アウターのジージャンです。インナーだけは、崩してうちのお店らしさを出しました」と高田さん。

    結局決まったコーデは、遊び心のあるかわいい系になった。

    〈ミッション2〉ウィッグを切る

    買っていたウィッグをヘアサロンで切ってもらう。

    友人の美容師に頼んだ。最後に会ったのは中学時代で、10年ぶりの再会だった。

    「はじめてこんな髪型に切った」と友人が笑う。

    アイロンもかけてもらい、バービー人形みたいだったウィッグは、こうなった。服を着て、ポーズを決める。

    BuzzFeed
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    どうでしょうか?やっぱり男っぽさ全開だ。くそー。

    〈ミッション3〉きらきらネイル

    同僚で先輩の女性ライターにやってもらった。爪が短いけど、かわいい!

    ここまできたらとことんやる。

    〈ミッション4〉Twitterのプロフィールをいじる

    名前は「けんぴぃ」にした。

    絵文字をいれたツイートをするたびに、フォロワーが減る。すべては今回の企画のため。

    〈ミッション5〉カリスマ美容師のヘアメイク

    超十代の当日。有名タレントが通うトップヘアサロン「LOVEST青山店」にきた。

    カリスマ美容師の吉岡龍介さん(@lovestyoshioka)に10代に流行ってそうなメイクをしてもらった。

    「メイクでめっちゃ変わりますよ」と吉岡さん。そして完成したのがこちら。

    「もともと目元に力があるので、マスカラだけでも目力が出てきます。元々のきれいな肌を生かしつつ、ファンデーションは厚塗りにしてないです」

    こう褒められては、口元がゆるむしかない。

    フェイスマッサージのおかげで、小顔効果もある。前の日に飲みに行かなくてよかったー。

    〈ミッション6〉ついに会場入り

    街中を歩いていても、電車に乗っても、人の視線が気にならなくなった。生まれ変わった気がする!

    そして、ついに憧れのりゅうちぇるとけーしゃんが目の前に✨オーラすごいー!

    〈ラストミッション〉りゅうちぇるとけーしゃんと写真

    けーしゃんとすれちがったときに、「写真一緒に撮ってくれませんか?」とお願いしたら、笑顔で手を振りながら「またあとで〜💕」って言ってくれた🌸

    でも、撮る機会がなかったから、自撮りでがまん😆

    こんなふうに自己満で終わると思っていたこの企画。な、な、なんと!ハッピーサプライズが起きる!

    酔っ払って、こんな姿で寝てしまう社会人でも

    〈ハプニング1〉写真撮影を求められる

    泥酔して、かっこ悪さしかない社会人でも

    〈ハプニング2〉撮影待ちの行列ができる

    冬にふんどし姿を平気でする社会人でも

    〈ハプニング3〉握手を求められ、「大好きです」「神対応」「応援してます」と言われる

    空港で土下座させられる10代を送った社会人でも

    〈ラストハプニング〉サインを求められる

    ありがとう超十代!ニュースが好きなフォロワーは減ったけれど、10代のフォロワーは増えたよ✨読者のみんなもぜひやってみてね🌸