晴れ着の着付けやレンタルをする会社「はれのひ」と契約した新成人のもとに振袖が届かず、連絡もつかなくなった問題をめぐり、フリマアプリ「メルカリ」に多数の振袖などが出品されていたことから、関連を指摘する声が相次いでいる。
同じ出品者と見られるアカウントは、楽天のフリマアプリ「フリル」にも、数ヶ月の間に10数品の商品を出品していた。
アプリを運営する「Fablic」は調査をし、1月10日午前、メルカリと同じく全商品を非表示とする対応を取った。
理由は「法人利用の可能性があるため」
出品頻度、商品の数など総合的に判断した。
「はれのひ」との関連は認められなかったのか。Fablicの広報担当者は、BuzzFeed Newsの取材にこう答えた。
「身分証で、本人確認をされている方です。この方は、現時点で『はれのひ』さんとの関係は確認できていません」
該当アカウントから提示された身分証などの情報と「はれのひ」の情報を照らし合わせたところ、「合致することがない」という。本人と直接連絡を取ったかについては伏せた。
Fablicは引き続き、アカウントの本人確認を進めるとしている。広報担当者は言う。
「本人確認を一層強化していきます。また、警察から協力要請があれば、協力します」
一方、メルカリは同日、このアカウントと「はれのひ」との関連について「現時点でそのような事実は確認されておりません」とのコメントを発表。
「法人利用の疑いがある」ため、一時的に非公開にした。現在、商品の入手先やアカウントの本人確認をしているという。
訂正
広報担当者による発言で「アプリ登録の際に、身分証で本人確認をすることになっています」と記していましたが、「身分証で、本人確認をされている方です」の誤りでした。本人確認は一部の利用者に求められるものでした。訂正します。