コントラバスを持って新幹線に乗車。大きな荷物だけに、座席が並ぶ車内には持っていけないから、いつも乗降口付近で気を張っている...。
ただ、この日はある車掌さんのおかげで違った。その粋な計らいに感動したという体験談がネットで話題となっています。
投稿したのは、コントラバス奏者の地代所悠さん(@jidaisho_yu)。Twitterに写真とともに、こう投稿しました。
コントラバスって新幹線乗る時こんな風にドアに立てかけてるので駅着くたびにどっちが開くのかビクビクしてるんですが、今日の車掌さんがこんな素敵なメモをくれて僕は恋に落ちました。 #届け
夜、新大阪発東京行きののぞみに乗車したという地代所さん。
いつも車掌さんを見つけては、停車駅でどちらのドアが開くのか尋ねているそう。
ですが、この日は「コントラバスを置いていて、開く扉を確認したいです」と言い終える前に、車掌さんが「お席でお待ちくださいね」とだけ言い残し、すぐに戻ってきてこのメモを渡してくれたというのです。
とても素敵な対応ですよね。地代所さんは、Twitterで書ききれなかった思いをBuzzFeed Newsに話してくれました。
「あまりにスマートだったので、その場ではきちんとお礼を言えませんでした。楽器を移動して落ち着いてから感動しました。その後ツイートした次第です」
「車掌さんからメモをもらったのは初めてです。しかも、わかりやすく色分けもされていて、心配りに感動しました 」
「メモをくださって、すぐに立ち去られてしまったので顔を覚えておらず、後からでも直接お礼を伝えたかったのに、と少しばかり後悔しています」
車掌さんは女性。届けたい思い
ツイートは、5月16日現在、5万7000件以上リツイートされて拡散。「素敵なお話で、今日も生きていけそう」「プロですね。お客様が何を必要か、を先を読める。流石です」などと多くの反響が。
車掌さんは女性だったといい、地代所さんはこんな気持ちを届けたいとメッセージをくれました。
「楽器移動の際はいつも気を張っているので、親切にしていただけて本当に嬉しかったです。仕事帰りでしたが、疲れが吹っ飛びました」
「公共交通機関、ましてや新幹線の勤務だとかなり忙しい中での対応だったはず。それなのにこんな風に対応してくださってありがとうございました」