「猫に座ってた」。ある一枚の写真が、Twitter上で話題になっています。
写真は、寝っ転がっている猫のお腹の上に座っている、子どもの様子を捉えたもの。
そんな愛くるしい姿に、「かわいい」「育児してますね」など、微笑ましく思う多くの人がコメントを寄せています。

最初に見たときは「ハラハラ」
ツイートしたのは、母親の瓶子可南子さん(@HeishiKanako)。
娘さんが、ゴローくんを椅子代わりにするのを初めて見たときは、「さすがにハラハラしました」とBuzzFeedに語ります。
ただ、どちらも平然としていたといい、「そのうち慣れました」と瓶子さん。

「嫌なら逃げます」
その理由は、「もし猫が嫌がっているなら、すぐに逃げるから」。それなのに、喜んで喉を「ゴロゴロ」と鳴らしていたそうです。
今回のツイートは4月1日現在、3万件近くリツイートされています。
多くのユーザーに好評でしたが、一部からは「虐待では?」という声も。しかし、瓶子さんはそうではない、と考えています。

ゴローくんは、娘さんが乳児の頃からずっと寄り添っていたそうです。成長するにつれて、もっと体を寄せ合うようになっていったといいます。
かつては、ゴローくんが娘さんを枕がわりにしていたことも。そうやって互いに仲良くなっていきました。
それに、瓶子さんは幼い頃から猫と一緒に暮らし、これまで10匹以上をみてきた経験があります。
だからこそ、猫の気持ちはわかると思っているし、「自宅にいる他の猫はこんなことをされたら逃げます」と語ります。
ゴローくんは変わった子

瓶子さんは、ゴローくんが、他の猫と違って「もともとちょっと変わった子で…」と続けます。
「これまでみてきた猫のなかでも、ピカイチのマゾというか、甘えん坊のさらに上を行く感じだったので、『ああこれは大丈夫なのかな』と」
「やはり個性だなと思いましたね」
一方、そういった心配する声に対しては、「猫はリラックスしてまんざらでもない顔です」などとコメントする、猫を飼った経験のあるユーザーもいました。
写真は1年前。今はどうなった?

ツイートした写真は、1年ほど前に撮ったもの。娘さんは2歳10か月になり、ゴローくんは今年10歳を迎えます。
今では、ゴローくんの上に乗ることはなくなったといいます。
「それどころか、猫が甘えにきてもあんまり絡まなくなってしまって。むしろ猫がしょんぼりしています」
「今は下の子が6か月で、そろそろハイハイを始めそうなのでそっちに寄っていってますね笑」

猫の飼い主として、母親として
こうして猫とともに暮らすから、子どもたちは学ぶことも多いようです。
娘さんは、体を叩いたり、尻尾を引っ張ったりしてしまったこともありました。
ですが、嫌がって逃げるゴローくんの姿や、瓶子さんの注意によって、ダメなことはダメ、とちゃんと理解できるように。
瓶子さんは、猫の飼い主として、母親として「猫も子どもも個性はさまざまで、うちの場合は、たまたま相性が良いんです」と話します。

猫は爪や牙があり、子どもも始めのうちは力の加減がわからない。
そのため、「動物を飼っている親御さんは、よく見ていてあげてほしいです。動物と一緒に成長できるのは素晴らしいことですが、注意も必要です」との話も。
「とにかくみんな健康で、元気に成長してくれれば文句なしです。優しさも身につくと良いですね」
娘さんとゴローくんのますますの成長が楽しみですね🐱