日本マクドナルドがSNSに投稿した、わずか21秒のPR動画に大きな注目が集まっています。
マクドナルド公式アカウントが9月20日、X(旧Twitter)に投稿した短編アニメで、「特別じゃない、しあわせな時間」とキャプションが付いていました。
小さなダイニングテーブルを囲みながら、父・母・娘の3人家族とみられる人々がマックフライポテトやチキンマックナゲットをつまんでいる姿を描いたアニメです。
母親とみられる人からポテトをもらって喜ぶ女の子の表情などが生き生きと描かれているのが特徴。何気ない日常に思わずホッコリしてしまいます。
童謡「赤とんぼ」をアレンジした楽曲が夕暮れどきを連想させる中、最後にポテ|ナゲ 夕方5時から デリバリーでも」と告知が入ります。
この動画は27日現在で63万件の「いいね」が寄せられるなど大変な人気になりました。
💬「こんな幸せが欲しいなぁ」
💬「いや、エモすぎるでしょ」
💬「なんか心がキュッとなった」
などと多くの反響が寄せられています。
実は商業デビュー作品。Instagramの投稿を見た広告代理店から依頼があったと作者が明かす
BuzzFeed Japanが、この動画を作成した「浦浦 浦ちゃん」さん(@urachan1629)に取材したところ、意外な事実が判明しました。
浦浦 浦ちゃんさんは1月にアメリカの大学を卒業したばかりで、今回のマクドナルドの動画が商業デビュー作だったのです。
Instagramに投稿していた『目指せラーメンマスター』という動画を見た広告代理店から依頼があり、日本マクドナルドのPR動画を制作することになったそうです。
デビュー作への大きな反響を「すげぇ嬉しいです!」と振り返りつつ、「初のお仕事でマクドナルド様の広告を描かせていただけて本当の本当に嬉しい限りです!」とコメントしました。今後は、フリーランスのイラストレーターとして活動していくそうです。
日本マクドナルドでは、このほかにも浦浦 浦ちゃんさん制作の動画を投稿しています。9月22日には高校生たち、24日にはハロウィンのキャラクターたちの姿が描かれた動画で、これらも大きな反響を呼んでいます。
「浦浦 浦ちゃん」さんとの一問一答
—— 今回の日本マクドナルドのPR動画は、どういう経緯で打診されて制作されたのでしょうか?
Instagramの僕の投稿を見てくださった広告代理店の方から、メールでお話をいただきました。
——「特にこの作品が良かったので依頼したい」というような話でしたか?
『目指せラーメンマスター』という動画にお褒めのお言葉をいただきました。
—— 制作期間はどれくらいだったでしょうか?
制作期間としては大体1か月半くらいでした。
—— 今回の動画は数十万件の「いいね」がついており、「こんな幸せが欲しいなぁ」「エモすぎる」と話題になっています。こうした大きな反響をどう感じていますか?
すげぇ嬉しいです!
—— 特に好きなマクドナルドの商品は?
チキンクリスプです!!
—— プロフィールはなんとご紹介すればいいでしょうか?
「フリーランスのイラストレーター」以外に僕自身を説明する言葉がないです。 一応留学もしていました。
—— すでに8月に開業申請していたということですが、プロとしての活動は、今回のマクドナルドのPR動画が初めてでしょうか?
そうですね。初のお仕事でマクドナルドの広告を描くことができて、本当の本当に嬉しい限りです!