「20年間で売上高は5分の1」チェルシー、3月末で販売終了。1971年発売のロングセラー菓子も時代の変化に勝てず

    明治の広報担当者によると、2002年には25億円あった小売り販売ベースの売上高が2022年には5億円にまで下がっていたそうです。

    53年の歴史を持つロングセラーのお菓子「チェルシー」が3月末で販売終了することが明らかになりました。

    SNSでは「チェルシーなくなるの嫌だょぉおおおおお」「子供の頃から見つけたら必ず買うほどすきなのに」「この味が楽しめなくなるなんて」とファンの悲しみの声であふれています。

    明治のチェルシーの箱です。箱にはトウキョウスイーツキャンペーンの文字とお花の模様があります。

    チェルシーは1971年に発売されたキャンディーで、黒地に花柄の鮮やかなパッケージでよく知られています。赤い花の箱は「バタースカッチ」、緑の花の箱は「ヨーグルトスカッチ」の味となっていて、発売当初から同じモチーフになっています。

    「3月で終売になる」という店頭での案内がSNS上で話題になったことを受けて、編集部が明治に確認したところ「2月末で生産終了しており、3月末をもって販売終了します」ということでした。

    理由については「2002年には25億円あった小売り販売ベースの売上高が2022年には5億円になるなど販売が低迷」したことが大きかったそうです。収益規模の変化に伴い「やむをえず販売を終了」することになったと述べていました。

    公式サイトの「チェルシーの歴史」より

    1971年の発売当初からのチェルシーの商品ラインナップ