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「脳が…脳がバグるぅぅ!!」玄関に巨大な“マスキングテープ”!? その正体にネット驚愕→「えっ」「最初、理解できなかった」

2月19日、X(旧Twitter)に投稿されたミニチュア作品の写真が話題になっています。玄関やキッチンに置いてあるマスキングテープが巨大なのでは? と疑ってしまうほどの精巧さです。

X(旧Twitter)に2月19日に投稿された4枚の写真が話題になっています。

一見何の変哲もないマンションの室内を写した写真……と思いきや、ところどころに巨大な“マスキングテープ”が。

これってどういうこと……?

#好きだから作っちゃうんです
普段見ているような空間を1/12スケールで再現しています🤭 pic.twitter.com/1Dq9T4ffSH

— ひろっぺ (@hiroppe_Mini) February 19, 2024
Twitter: @hiroppe_Mini

投稿されたのは洗面所、玄関、リビング・キッチン、浴室などの写真。

巨大なマスキングテープに違和感はありますが、それ以外は全く普通の部屋です。

玄関にドンと置かれたマスキングテープ
巨大マスキングテープの違和感がすごいキッチン

しかし、投稿には「普段見ているような空間を1/12スケールで再現しています」とコメントが添えられています。

え? これってミニチュアなの……?

「理解できなかった」「デカチュア」精巧すぎるミニチュアに驚きの声多数

投稿には、

💬「最初、理解できなかった」

💬「えっ? デッカいマスキングテープじゃないの??」

💬「これはデカチュアではなくて?!」

💬「写真見た瞬間新築のお家の匂いがした」

💬「ここまでリアルなミニチュア初めて見たかも」

💬「脳が…脳がバグるぅぅ!!」

など、多くのコメントが寄せられました。

BuzzFeedでは、製作したひろっぺさんにインタビューしました

――あまりのリアルさに驚きました。これらのミニチュア作成には何か特別な技法や材料などを使われているのでしょうか。

技法というかは分からないですが、照明の位置や光量は特に意識していて、現実にあっても違和感のない位置関係や、現実と同じライトの構造、位置にするように心がけています。

――材料も一般的に買えるものですか?

材料については主にプラ棒やプラ板でできており、100円ショップで売られているものや、ホビーショップで売られているものなど、比較的容易に手に入るものをスプレー塗料などで着色しています。

壁紙はスケールに違和感が出ないように、模様がとても細かいものを選んでいます。本物の住宅で使うような壁紙で、こちらも比較的容易に手に入るものになります!

ミニチュアの浴室内にバスタブ、シャワー、鏡が設置されている。

――モデルとなった部屋はあったりするのでしょうか。

あるにはあるのですが、再現としてのモデルではなく参考程度のものになります!

制作する際には、自分が作りたい空間をノートにイラストや文字で描き、それに近い空間をネットで検索したり、現地に行って写真を撮ったりして、色合いやデザイン、構造を自分好みにアレンジしています。

――それぞれの制作期間などもお伺いしたいです。

おおまかになってしまいますが2カ月半〜5カ月半ほどで、この「半」の期間は構想を練る期間になります!

ミニチュア玄関を製作したときは2カ月半ほどでした。ミニチュアスキップフロアを製作した時は5カ月半で、これは構造が思ったより複雑だったのと、照明器具に加えて「シーリングファンをモーターで稼働させる」という新しい試みを行ったためです。

シーリングファンは回ります! pic.twitter.com/R12JLhn1ra

— ひろっぺ (@hiroppe_Mini) November 4, 2023
Twitter: @hiroppe_Mini

――今回投稿されていた洗面所やキッチン、浴室などはどれくらいですか?

ミニチュアマンションに関しては現在は製作を中断しておりますが、この作品だけは部屋ごとで分割できる構造で作っていて、組み合わせて一つの作品になります。

分割できる構造を活かして、特定の部屋に特化した写真を撮ったり、各部屋の手直しが容易にできたりと自由度が高いです。「この部屋だけ見たい!」となった際に、その部屋だけ使えるスタジオのような感じで使えたりもします。

洗面所はミニチュアマンションの試作品で、完成した家具をディスプレイしたくて作った空間のため、どれくらいで完成したのかは覚えていません! 写真にあるお風呂場は1カ月ほどで完成しました。

――おおまかで構いませんので、一つの写真を仕上げるまでの期間もお聞かせください。

実際にXに投稿する写真を完成させる際は、多いときで一つのアングルにつき15枚ほど撮り直しています。

光の加減やアングル、マスキングテープの位置などを調整しながら、一つのアングルにつき平均して10枚の中から選んでいます。

また、玄関を例に説明いたしますと、天井のライトと収納棚のライトは別々で作っているので、収納棚のライトのみ点灯させたバージョンの写真を撮ったり、窓がありますのでライトは消して自然光を窓から取り込んだ写真を撮ったりしています。

いろんな昼間の状態や夜間など、様々なバリエーションの写真を撮ることでより作品に現実味が出せるようにしています。

制作途中のミニチュア玄関

――製作歴が2022年からとのことですが、それ以前はこういった製作は行っていなかったのでしょうか? 

2022年より前はプラモデルを作ってはいましたが、ミニチュアは見ることの方が多く、たまにペーパークラフトや厚紙で建物のジオラマを作っていました。

現在のような室内のミニチュアは作ったことがありませんでした。

――ミニチュア作品を作ろうと思ったきっかけや経緯なども教えてください。

Xやネット検索で他の作家さんのミニチュアを見ているうちに、自分も作りたくなることが何度かあったのですが、いつも見て楽しむだけでした。

8月のある日に、ふと見つけた自分の部屋の余っていたカーペットの一部と壁紙をくっつけたところ、引っ越したての部屋みたいになったので、そこから自分の部屋にある家具を試しに作って置いたら楽しくなってきて止まらなくなりました。

自分の部屋からオリジナルのものを作りたくなったのでミニチュアマンションを作り、より作品を意識して一つのテーマに集中したものを作りたくなったため単体の作品を作り始めました!

・・・・・

光源に工夫しているからこそ、ミニチュアに感じられないほどのリアルさを表現できているのかもしれませんね! ここまでリアルなミニチュアを短い期間で製作しているのにも驚きです。