【猫の恩返し】原作のラストシーンが映画と違うって知ってた? 猫王のその後も描かれているオマケ漫画も紹介!

    スタジオジブリのアニメ映画『猫の恩返し』が、5月3日午後9時より「金曜ロードショー」(日本テレビ系)で放送! 原作コミック『バロン 猫の男爵』(柊あおい)では映画とは違うラストシーンが描かれていました。

    スタジオジブリのアニメ映画『猫の恩返し』が、5月3日午後9時より「金曜ロードショー」(日本テレビ系)で放送されます。

    『猫の恩返し』には、原作となる漫画があり、原作だけのラストシーンが存在するのはご存知でしょうか? 

    ここでは、『猫の恩返し』の原作漫画『バロン 猫の男爵』で描かれたラストシーンと猫王のその後が描かれたおまけ漫画を紹介します。

    ※以下、作品ついてのネタバレがあります。

    原作だけに描かれたラストシーンとは?

    ユキ(画像左)とルーン(画像中央)と猫になりかけているハル(画像右)(スタジオジブリ公式サイトより)

    ハルがルーンを助け、猫の国へとさらわれてしまい、バロン、ムタ、ユキの助けを得て脱出する……。というストーリーの大筋は映画と原作、どちらも変わりません。

    『猫の恩返し』では、冒険から帰還したハルの少しだけ成長した姿とバロンに思いを馳せるような姿を描き幕を閉じます。

    バロンに抱えられるハル(スタジオジブリ公式サイトより)

    しかし、『バロン 猫の男爵』では、エンディングに該当するシーンの直後、猫の国にいるユキからルーンと結婚したと伝えるメッセージが。

    ユキの幸せを祝うハルを、デパートの屋上からバロン、トト、ムタが見送るシーンも描かれています。

    ハルの肩に乗るバロン(スタジオジブリ公式サイトより)

    さらにオマケのページでは、

    「あらためてお礼にうかがいましたぁ」

    と、ハルの部屋を訪れるルーンの姿も!

    「猫の国」との縁が切れたかのような『猫の恩返し』ラストと比べて、『バロン 猫の男爵』では、ストーリー後も「猫の国」との関係が続いているかのようなラストシーンが描かれていました。

    最後に、

    「――あなたが かつてなくした友へ――」

    という言葉でストーリーは締めくくられています。

    巻末で明かされる猫王の冒険の始まり

    猫王一行(スタジオジブリ公式サイトより)

    『バロン 猫の男爵』では、猫の国の王・猫王の4ページのおまけ漫画「巻末すぺしゃる猫王ちゃん」では、猫王の新たな冒険の始まりも描かれています。

    塔をよじ登る猫王(スタジオジブリ公式サイトより)

    本編のストーリーで、神通力の源である猫目石が割れ、自身のお節介が思わぬトラブルを呼んでしまい、

    「ワシの時代ももう終わりって感じ?」

    と、いじける猫王。

    そんな猫王の元に、ナトルが飛び込みます。

    しょげている猫王にナトルは、

    「行方不明だった猫王妃さまが見つかったのです!」

    と、本編では一切触れられていなかった猫王妃が見つかったと報告。

    元気を取り戻した猫王が猫王妃を探しに旅立つ……。というストーリーが描かれていました。

    映画とはストーリーや設定が微妙に異なる原作コミック。もし『猫の恩返し』のファンで原作を未読の方がいたら、この機会に読んでみてはいかがでしょうか?

    ハルに別れを告げるバロン(スタジオジブリ公式サイトより)