イギリスのボリス・ジョンソン元首相が、福島県産モモを使ったジュースをおいしそうに飲む動画が反響を呼んでいる。
動画は、訪英した河野太郎デジタル相がTwitterにアップしたもので、ジョンソン氏が「ファンタスティック」「デリシャス」と太鼓判を押している。
福島が誇るこのモモジュース。販売元においしさの秘訣を聞いてみた。
グイッと飲んで「ヤム!」
「以前からずっと福島のことを気にかけてくれていたジョンソン元首相。 今回も『福島の美味しい桃ジュースを飲もうぜ』と」
河野デジタル相は1月15日(日本時間)、このような文章とともにジョンソン氏がモモジュースを飲む動画をTwitter上にアップした。
ジョンソン氏は缶に入ったジュースをグラスに注ぎながら、「ファンタスティック」「デリシャス」と興奮した様子。
そして、グラスに入ったジュースを見ながら「ヤム!(うまい!)」と舌鼓を打った。
このツイートには16日午後2時半現在、20万を超える「いいね」が集まっている。
ジョンソン元首相は2017年にも……
河野デジタル相は、2017年にもジョンソン氏(当時は外相)が福島県産モモのジュースを飲む様子をTwitterにアップしている。
その際は「ボリス ジョンソン英国外相が福島の桃ジュースを美味しそうに飲むところ。福島の桃を食べたいと言ってくれていたのですが、シーズンを外しているので桃ジュースを代わりに持っていきました」とツイート。
ツイートに添付された動画の中で、ジョンソン氏は「ベリーグッド」「ヤム」と、今回と同じくおいしそうにジュースを飲んでいた。
「おいしいから福島の商品を買う」というファンを
デジタル庁によると、動画の中でジョンソン氏が飲んでいたのは「福島 桃の恵み」というジュース。
河野デジタル相が自ら持参し、ジョンソン氏にプレゼントしたという。
桃の恵みを販売している「JAふくしま未来」(福島市)によると、このジュースには伊達市など県北地域のモモが使われており、果汁は100%だ。
JAの関連施設や直売所、道の駅などで、年間3万ケース(1ケース30本)ほどが販売されている。
甘いモモをそのまま食べているかのような味わいで、根強い人気を誇っているという。
同JA営農部の担当者は「モモ100%のストレートジュースとなっており、全国でも認知度が上がってきた。ジョンソンさんが飲んでくれて嬉しい。ありがとうと伝えたい」と話した。
その上で、「品質の高さを前面に出し、『おいしいから福島の商品を買う』と言ってくれるファンをさらに増やしていきたい」とも語った。