はやく全国展開してくれ…！ このローカルチェーン「カフェ」が好きすぎてつらい

何気ない日常の「尊い」存在を発信する特集「地元尊い遺産」。茨城県発祥のコーヒー屋「Saza Coffee（サザコーヒー）」は、コーヒーはもちろん、食事のクオリティもかなり高いんです。

Design by Emi Tulett / BuzzFeed

茨城出身の僕が、心の底からオススメしたい「カフェ」があります。それは…

「サザコーヒー」です！

写真：BuzzFeed

茨城ではかなり有名なローカルチェーン店で、地元のスーパーでもこのカフェの豆を見かけます。現在は、茨城のほかにも埼玉や東京で展開しています。

チェーン店といっても、コロンビアで直接コーヒー農園を経営するガチっぷりです。

写真：Getty Images

500円台で飲めるコーヒーから、一杯3000円するコーヒーまで提供していたりします。

個人的なオススメはこの「徳川将軍珈琲」

写真：BuzzFeed / 一杯800円。一緒についてくるスチームミルクをたっぷり入れるのもオススメです

こちらのコーヒーは、なんと徳川慶喜のひ孫が開発したそうです！ 幕末の文献を徹底調査して、江戸時代に将軍が愛したコーヒーを現代風に再現しています。

濃厚で香り高く、後味スッキリ。さすが将軍が愛しただけあって格式高い味です。

そして、もっとオススメなのが「徳川将軍カフェラテ」

写真：BuzzFeed / 一杯800円

徳川将軍珈琲をラテにした一杯です。コーヒーもミルクもとにかく濃厚で、一口飲んだ瞬間ふわ〜っと幸せな香りが口に広がります。濃厚なのに重くなく、スッと飲めてしまいます。

この器も素敵すぎませんか？

写真：BuzzFeed

持ち手がなくて、まるで抹茶椀のよう。サザコーヒーでは、食器やコーヒーカップに地元の伝統工芸「笠間焼」を使っているんです。この器で飲む体験含めて、贅沢な気持ちにさせてくれます。

それから、デザートや食事もどれもおいしいです。 はじめての人にまず食べてほしいのは「カステラのショートケーキ」

写真：BuzzFeed / 620円

一見ふつうのショートケーキのようですが、スポンジ部分がカステラになっています。地元の天然卵や特別ないちごを使っていて、シンプルながらかなりこだわりを感じるケーキです。

見た目から想像する味を軽く超えてきますよ…！

最近は、「レインボーミルクレープ」なんていう変わり種も出しているようです。

写真：BuzzFeed / 620円

これはインパクト大◎ あとは、珈琲ぜんざいなんかもオススメです。

でも！ 僕が一番好きなのは！断然このホットドッグセット！

写真：BuzzFeed / 1060円。セットのスープは「完熟トマトのポークシチュー」か「クラムチャウダー」を選べます

こちらも一つ一つの素材が逸品で、カリッとした手作りのフランスパンとハーブの香るソーセージの相性が抜群なんです！  

はじめて食べたとき「ホットドッグってこんなおいしいんか…！」と感動したのを覚えています。

写真；BuzzFeed

以来、鬼リピしているやつです。

あと、持ち帰り用お菓子も充実しているのですが、中でも推したいのが「コーヒーにあうキャラメル」です。

写真：BuzzFeed / 700円

いわゆる「キャラメル」ではなく、口に入れるとさらりと溶ける独特の食感を楽しめます。発酵バターを使用したコクのある風味で、ブラックコーヒーととてもよくあうんです。

「コーヒー豆チョコ」もオススメ。

写真：BuzzFeed / 750円

一つ一つのチョコレートの中に、香り高いコーヒー豆が1粒入っているちょっと贅沢なおやつです！

もちろん一番充実しているのはコーヒー豆のラインナップです。「将軍珈琲」の他にも「渋沢栄一仏蘭西珈琲物語」なんていう豆もあります。

写真：BuzzFeed / どちらも1500円

渋沢栄一が飲んだコーヒーを、文献や史実に基づいて再現しているそうです。味が気になりますね…！

その他オーソドックスなコーヒー豆はもちろん、一杯2万円（！）もするカップオンコーヒーや、茨城（大洗）を舞台にしたアニメ『ガールズ&パンツァー』とのコラボコーヒー豆など、ユニークな商品がたくさんあります。

ちなみに、商品はオンラインでも買えます。

自宅でも楽しめますが、機会があればぜひ店舗に行ってみることをオススメします！

写真：BuzzFeed

こだわりの淹れ方と器で提供されるコーヒーはまた格別です◎ 特にひたちなか市の本店は、内装も含めてとても優雅な気持ちになれますよ。

本店の外には、365日24時間コーヒー豆が買える自動販売機だってあります。

写真：BuzzFeed

使っている人、見たことないですけどね！

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特集「地元尊い遺産」

緑に囲まれた広大な風景を眺めている時、ぼーっとしながら透き通った海の波音を聞いている時。あるいはそこで採れた自然の恵みが詰まった食材を味わっている時、子供の頃から馴染み深い懐かしいお菓子を食べている時。

BuzzFeedでは、世界遺産ほど立派ではないかもしれないけれど、きれい、おいしい、癒される……そんな気持ちにさせてくれる、地元にある何気ない日常の「尊い」存在を発信します。

長らくの間、新型コロナウイルスの影響でふるさとや遠くの地域へ行く機会が減ってしまいました。そして今、緊急事態宣言が解除され、徐々に足を運ぶ機会を取り戻しつつあります。

BuzzFeedでは、そんなこれから訪れる未来のために、地元の人が「もっと深く知りたい！」、離れた地域の人が「あした行ってみたい！」そう思えるようなきっかけをつくります。第二、第三の”地元”を見つけてみませんか？