混乱呼ぶ「トライアンフ横浜北」突然の閉店 日本本社も連絡とれず困惑

    「12月中旬まで店舗改装工事のため休業」と告知していたが…。

    改装工事のため一時休業、のはずが……。

    神奈川県にあるバイクショップ「トライアンフ横浜北」が、顧客に対して「12月中旬まで店舗改装工事のため休業」と告知したまま、突然閉店した。

    顧客からは不安と困惑の声が上がっている。

    トライアンフ横浜北 土曜日の11時頃の様子

    トライアンフ横浜北さん、改装中なのはわかるけど一切連絡がとれない…トライアンフジャパンの正規ディーラーのところから名前も消えてるし…どうしたんだ…。車検予約してたけど、車検きれちまったよ。

    BuzzFeed Newsが12月21日、22日にトライアンフ横浜北を運営する有限会社ビッグ・フォーに電話をかけたところ、コール音は鳴ったが、応答はなかった。

    また、同社へのメールと、代表者のFacebookへのメッセージで取材を依頼しているが、いずれも返信はない。

    困惑しているのは、顧客だけではない。

    同店が加盟する神奈川オートバイ事業協同組合の担当者は、「リニューアルオープンをすると聞いていましたが、改装工事の車両が出入りしている様子もなく、代表者とも連絡がとれない状況です」とBuzzFeed Newsに話す。

    代表者と連絡がとれていないのは、メーカーのトライアンフモーターサイクルズジャパンも同じだ。

    広報担当者によれば、トライアンフ横浜北から同社に「閉店」の連絡はなかった。

    しかし、代表者と連絡がとれない状況が続き、営業している実態も確認できなかったため、12月中旬に正規販売店リストから同店を削除した。店舗のスタッフは「自宅待機」の状態だという。

    トライアンフモーターサイクルズジャパンは現在、トライアンフ横浜北の顧客のフォローに動いている。12月21日、把握している範囲の顧客に謝罪のメールを送り、サポートの相談窓口や代理人となる法律事務所を案内した。

    今後、トライアンフ横浜北の顧客には、近辺にある正規販売店と連携して対応していく予定だという。

    「代表者と連絡がつかず、すべてのお客さまはまだ把握できていません。時間がかかっても、お客さまになるべくご迷惑がかからない対応を検討しています」