インターネットテレビ局「AbemaTV」で5月7日に放送された番組「亀田興毅に勝ったら1000万円」。
2000人の応募者から選ばれた4人が、元プロボクサーの亀田興毅さんとボクシングをし、亀田さんをノックアウトしたら1000万円が獲得できる企画だ。
同番組の視聴数は1420万で、AbemaTVでの過去最高を更新。同時配信していた「YouTube Live」でも最大同時接続が73万人を超えるなど、大きな注目を浴びた番組だった。
試合開始直後にAbemaTVの配信サーバがダウンするトラブルもあったが、それ以上に視聴者が話題にしていたのが、挑戦者と亀田さんとでグローブやヘッドギアの種類が違い、亀田さんが有利なのではないかという疑惑だ。
グローブのサイズは同じ?違う?
AbemaTV「条件は同じ、ただ…」
亀田さんと挑戦者のグローブとヘッドギアに違いはあったのか。
AbemaTVの広報担当者はBuzzFeed Newsの取材に「条件は同じ」とし、番組側で定めたルールをこう説明した。
「亀田さんと対戦者の双方が14オンスのグローブを使い、安全性を考慮してフェイスガード付きのヘッドギアをつけるよう規定しています」
「ただ、メーカーは同じですが、型番が違うので、厳密には形状が違うかもしれません」
その上で、「番組側の規定に則った形は守られているという認識」と話した。
亀田さん自身も疑惑に答えた
亀田さんは5月21日、AbemaTVの番組「亀田興毅に勝ったら1000万円 裏側全告白スペシャル」で、この疑惑をこう否定した。
「(グローブは)みんな14オンスでしょ、今回は。同じウィニングのグローブを使ってるじゃないですか。たぶん型番が違うとか、そういうもんで、見え方が変わったりとか」
ヘッドギアについては、「よくあるんですよ。顔の大きさによって、けっこう開いたりとか、なってまうんですよね」
前回・今回と番組に登場した、初代K-1 WORLD GP フェザー級王者の武尊さんも「基本は作りは一緒。同じメーカーで作っていてものなので」とコメント。
さらに「ヘッドギアの形が違ってもそんなに差はないので、今回の戦いはそこは注目するところではないのかな」と思いを語った。
同番組では、亀田さんがこの企画に挑むまでの練習風景や、対戦者4人の現在の様子などを放送。第1試合で対戦した新宿歌舞伎町のホスト・神風永遠さんと亀田さんが、神風さんが支配人を務めるホストクラブで親しく話す場面もあった。
番組の最後、亀田さんは「現役のチャンピオンはいるし、その人たちにスポットが当たる業界になればいいと思う」と話した。