最近、ネット重くない? 原因はみんなが使っている「アレ」だった

    ネット接続業者に苦情多数

    最近、インターネットが重い——

    こうした苦情が、インターネット接続業者(ISP)に多く寄せられているという。業界団体の日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)が発表した。

    老舗ISPのインターリンクは、5月17~19日の3日間、問い合わせ件数が普段と比べて「20%」多かったとBuzzFeed Newsに明かす。同社の分析によれば、PCやスマートフォンのアップデート配信時期が重なったことが、ネットが重く感じられた理由だという。


    ・「Windowsアップグレード」と「iOSアップデート」が重なり、トラフィックが大幅に増加したことがインターネット遅延の原因。ユーザーがこれらをダウンロードする日が異なるため、長期に渡って影響が出ている。

    ・これらはユーザーの知らない間に自動でダウンロードされることもある。iPhoneやPCを複数台所有していると、いつの間にか回線を圧迫している場合がある。

    ・ISPによって遅延発生状況は異なる。同じISPでも、遅延が大きいエリアと、まったく遅延を受けないエリアがある。


    JAIPAではインターネット利用者に対して「遅いと感じられた際には、配信の集中する日時を避け、時間をおいてアクセス」するよう呼びかけている。