「家族との思い出を残す」ためのドローン パイロットが語る空撮の魅力

    大手メーカー「DJI」に聞く

    大手ドローンメーカー・DJIでアジア太平洋地域広報担当ディレクターを務めるケビン・オン氏は、プライベートでもドローンを飛ばしている。

    「ドローンの魅力とは?」

    DJIの最新製品「Mavic Pro」発表の場で、BuzzFeed Newsはオン氏に聞いた。

    「大切な瞬間を残すツール」

    妻と娘と香港で暮らすオン氏。ドローンを使うのは、家族との旅行時が多い。

    オン氏には、こだわりの空撮方法がある。ドローンを飛ばし、自分たちの近くから動画を撮り始めて、徐々に高く飛ばして遠景を映していく方法だ。

    「上空から見ると、普通のカメラで撮るのとは全く異なる画(え)になります。また、我々人間が地球上でいかに小さな存在かを、再認識させられます」

    撮影した動画は、ドローンの操縦アプリ「DJI GO」で編集し、空撮映像プラットフォーム「SkyPixel」で他のドローンユーザーと共有しているそうだ。

    日本で飛ばすには?

    日本では、改正航空法によりドローンの飛行が制限されている。特に人口が集中する都心部では、ドローンを飛ばせる場所は少ない。

    どこなら飛ばせるの? と思ったら、DJIが公開している「フライトマップ」が役に立つ。人口密集地や飛行可能な施設をGoogle マップ上に示したものだ。

    現在、DJIをはじめ、DMM.comやParrotなどのメーカーが、既存製品に比べて小型で安価なドローンを続々と発表している。

    DJIが発表した「Mavic Pro」は、500mlペットボトル大に折りたためる、重さ743gのドローン。

    専用アプリを使ってスマートフォンで操縦でき、高画質の4K動画を撮影できる。動画をFacebookでライブ配信することも可能だ。

    DJIは、より多くの生活者にドローンを身近なものに感じてもらおうと、米国や中国と合わせて、日本市場へのMavic Proの投入を決めた。

    オン氏は、ドローンが気になっている人に、「まずは一度試してみて」と勧める。メーカーやモデルによって操作性は異なるだろうが、意外と簡単に飛ばせるようだ。

    人によってドローンを使う目的は異なる。

    オン氏にとって、ドローンとは。

    「自分と家族の人生における大切な瞬間を、映像として残すためのツール。楽しい時間を記録しておくために必要なものです」