有名な地名やブランドなどの商標(トレードマーク)が、海外の無関係な第三者によって無断で商標出願・登録される、いわゆる「悪意の商標出願」が問題となっている。特許庁は5月22日、アメリカ、EU、韓国、中国と協力して作った「事例集」を公開した。
どんなものが「ダメ」だったのか。
ルイ・ヴィトンへのただ乗り(フリーライド)とされたもの(韓国)
PUMAへのただ乗りとされたもの(日本)
ロレックスへのただ乗りとされたもの(韓国)
スニーカーで有名な「VANS」へのただ乗りと判断されたもの(韓国)
「SONYAN」。ソニーへのただ乗りと判断されたもの(日本)
有名化粧品のMAC Cosmeticsかと思いきや・・・違う会社。ただ乗りと判断されたもの(日本)
ランボルギーニへのただ乗りなどとして無効とされたもの(日本)
パソコン業界ではおなじみ「ASRock」もまねされた。左は本物。右がアンフェアだとして無効とされたもの(日本)。
今回の「事例集」には、事案の詳しい内容のほか、各国制度・運用の比較表も掲載されている。