【参院選】安保法「違憲」を主張した憲法学者・小林節さんが落選

    「国民怒りの声」及ばず。

    政治団体「国民怒りの声」代表で、比例区から出馬していた憲法学者の小林節さんが落選の見込み。朝日新聞が報じた。

    改憲派の自民党に近い論客として、長らく活躍していた。しかし、昨夏の安保法を巡る議論で、明確に「違憲」と述べて自民党に反対し、注目を集めた。

    反自民の立場を鮮明にした小林さんは、政治団体「国民怒りの声」を自ら立ち上げ、参院選に臨んだ。

    「言論の自由の回復(メディアや大学への不介入)」や「憲法改悪の阻止」など、憲法学者らしい主張を打ち出していた。

    出馬表明の記者会見では、報道陣に「手書きの設立宣言」が配られた(全文はこちら)。

    急造の団体で準備不足は否めず、支持は広がらなかった。