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ペナは友人とお互いにアート作品を送り合うプロジェクトを、ある冬、始めた。ペナは、たくさんの奇妙な物体を送り続けていたため、送り返されることにも慣れてしまった。
面白い消印が押された手紙と一緒に、作品が送り返されてきた時、ペナはもっと送り返される荷物を見たい、と思ったそうだ。そして方法を思いついた。作品を、絶対に配達できない場所へ送るのだ。
アメリカの北西部の海のそばで生まれ育ったというペナ。「私は荒っぽく、冷たく容赦の無い海に、影響を受けています」と、BuzzFeedに話す。「海の近くにいたことで、私は自分のもろさや取るに足りなさを、いつもしっかりと自覚していました。私はこのような自分を、結構気に入っています」
ささやかな活動も、定期的に、継続して行っていけば、何かもっと大きなものにまとまるかもしれない。ペナはそう思って、手紙を書き続けたそうだ。
ペナいわく、彼と石ころとの主な違いは、彼には物事を批判的に考えることを可能にする前脳があり、石ころにはないということだ。
「私は世界中を移動する二足歩行の哺乳類です」と彼は言う。「しかし、私の自我は、自分自身をそれ以上の存在にしたがります。なぜなら、そのままでは、私の死すべき運命と存在の小ささが、明確になるからです」
これらの手紙の価値は題材よりも、作品に力を与えているのはルーティンに捧げられた時間だ。ペナが1日の印象的な瞬間を描くシリーズDaily Geology(日々の地質学)のイラストにも、そのことはインスピレーションを与えている。
ペナだって、迷惑になるのでは?と気にすることがないわけではない。郵便配達員が封筒の1つに「やめてください!」と走り書きした時は、特に申し訳ないと思ったそうだ。「『こんなことに何の意味があるんだろう?』と思いました。でもその後、『そもそも、あらゆる出来事には、どういう意味があるんだろう?』と思わずにはいられませんでした」
「おかげで、私は不確かな世界にゆったり身を任せ、自由な気持ちで毎日、海に手紙を書くなんていう、ばかばかしいことができるのです」