「そんな発言はしていない」 トランプ氏、日本の核武装を認める選挙中の発言を否定

    11月17日の日米首脳会談を前に・・・

    ドナルド・トランプ米次期大統領は11月13日(現地時間)、日本など同盟国の核武装を容認した自身の発言を否定するコメントをツイートした。

    トランプ氏は「ニューヨークタイムズは『トランプはもっと多くの国々が核兵器を保有すべきだと主張している』と報じている。なんてデタラメなやつらだ。私はそんな発言はしていない」とツイートした。

    The @nytimes states today that DJT believes "more countries should acquire nuclear weapons." How dishonest are they. I never said this!

    トランプ氏は3月、ニューヨークタイムズ紙のインタビューで、日本の核武装を容認する発言をしている。

    「日本の核武装に反対するか?」と聞かれ、「北朝鮮の脅威に対して米国が日本を守っている。それもいずれできなくなる時が来る。核武装も可能性としてある」と発言した。

    さらに、トランプ氏は選挙中、日米同盟を不公平な同盟として、米軍駐留費負担の増額や撤退も示唆してきた。

    しかし、この発言に対して大統領選の選挙期間中にヒラリー・クリントン氏などから批判され、過去にも否定したことがある。

    安倍晋三首相はトランプ氏の当選後、電話で会談。11月17日には直接会談し、日米同盟のあり方について意見を交わす見通し。