手製爆弾を見つけた女性に賞賛の声 市販品が爆弾製造に使われた可能性も浮上

    NYマンハッタン爆発事故

    ニューヨーク・マンハッタンで発生した爆発事故。29人の負傷者を出した爆発が起こった直後に、路上で別の爆弾を発見した女性に賞賛の声が集まっている。

    New Yorker Jane Schreibman tells me how she found "pressure cooker device" on her street and called 911. #7News

    シュライブマンさんは、自宅から300メートルほど離れた爆発現場の様子を見に行こうと出かけた時、路上に置き去りにされた鍋のような物体を見つけた。

    BREAKING PHOTO! Here is the second device found by a NYSP Sgt. At 27 street and 7 Ave. investigation is ongoing

    シュライブマンさん宅の目の前に置かれていた物体は、圧力鍋にコードが付いていて、四角い箱のようなものがガムテープで貼り付けられてた。

    LAタイムズなどによると、シュライブマンさんは発見した時「子供が作った工作」かと思い、殺傷力のある爆弾だとは思わなかった。

    置き去りにされた物体を不審に思い、念のため通報すると、現場に急行した警察に「手製爆弾」だと知らされたという。

    シュライブマンさんが発見した手製爆弾は、その後、警察の爆弾処理ロボットが回収した。

    爆弾処理班に回収された手製爆弾。普通の圧力鍋に見える。

    もし、あの手製爆弾が爆発していたら・・・被害拡大を未然に防いだシュライブマンさんの行動に賞賛の声が上がっている。

    @GregMartinPhoto @janeschreibman she saved so many lives that day. A true hero! 🙏🙏

    "彼女は多くの命を救ってくれた!真の英雄!"

    Jane Schreibman is the poster child for #SeeSomethingSaySomething. Thank you for calling in that crazy object you s… https://t.co/0BKyzp4E9o

    "「不審物を見かけたら関係者に知らせる」を実行した良い例。危険物に関して通報してくれて、ありがとう!"

    回収した爆弾や現場の残存物を調査した結果、犯人が仕掛けた手製爆弾が市販された爆発物を改造し作られた可能性あるとわかった。

    USAトゥデイは、捜査関係者の情報として、スポーツ射撃の標的に使われる爆発物「Tannerite」が、手製爆弾に使われた可能性があると報じた。

    弱電流や小さな炎では爆発しない。爆破には秒速600メートル以上の弾丸が貫通するほどの衝撃が必要とする。そのため、市販されたTanneriteをそのまま利用した可能性は低い。

    仮に犯人がTanneriteを爆弾に使用したとしたら、Tanneriteに含まれたアルミニウム粉末など化学品を手製爆弾作成に使ったとみられる。

    Tanneriteは高速の弾丸で打ち抜かなければ、爆発しない。しかし、使い方によっては乗用車を破壊することもできる。動画は30ポンド(約13キロ)のTanneriteを一度に爆発させた光景を写したものだ。

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