夜泣きする子どもに悩む親のための"よなきごや"。漫画がリアルすぎて大きな反響

    現実世界でもなんらかの形で実現すればいいのにな…👶🍼

    「よなきごや」が話題です。

    かねもとさん(@kanemotonomukuu)がTwitterに架空の「よなきごや」にまつわるストーリーを描いた漫画をTwitterに投稿したところ、5000回以上リツイートされ、1.5万を超える「いいね」が集まりました。

    作品に感動した読者からは「リアルタイムで目頭がグッときてます」「素敵な漫画をありがとうございます」など大きな反響が寄せられています。

    『よなきごや』

    コンビニで、「非常識な親」を見かけた2人。主人公は「私が親なら絶対あんなことしない」と思いますが…?

    6年後———

    夜泣きがひどくならないよう、様々なことを試みる日々。しかし全く成果は出ず、児童館で見た他の母親との差にも苦しめられます…。

    「そう期待して何か月経った?」

    外に出たものの、行くあてはありません。そんな時、通りかかったコンビニをきっかけに6年前の何気なく抱いた思いが頭をよぎる主人公。

    「私が親なら絶対あんなことしない」。その言葉が突き刺さります。

    「『よなきごや』…?」

    ピンポンを鳴らすと、いきなり開いた「よなきごや」に驚く主人公。

    恐る恐る「よなきごや」に入ってみます。その中に広がっていたものとは…?

    主人公は「よなきごや」で一晩を過ごすうちに、どこにでもいる子どもの夜泣きに苦しみながらも、できることを懸命に頑張る親たちの存在に気付きます。

    6年前はコンビニで出会った母親に対し、「私が親なら絶対あんなことしない」と冷たい視線を送っていた主人公。

    「よなきごや」でのこの後の展開と、彼女の心境の変化とは...。

    BuzzFeedは投稿したかねもとさんに話を聞きました。

    「よなきごや」のストーリーは、自身の3年前のつぶやきから始まりました。

    息子の夜泣きがひどかったとき「夜泣きで困ってるお母さんたちが集まる夜泣き小屋みたいなところがあればいいのになあ」って思ってました。赤ちゃんがどんなにうるさく泣いてても、ちょっと話せる人がいて、1人じゃないって思える場所です。今でも、泣く娘を抱く1人の夜は同じことを思います

    Twitter: @kanemotonomukuu

    以前もこのツイートをもとにして短い作品を投稿していますが、前作は「エッセイマンガのようなテイストだった」と振り返ります。

    「きちんとひとつのマンガ作品として描いてみたいな、とずっと思っていました。その構想が固まって作品にする時間ができたので、描きました」

    漫画が投稿されたツイートのリプライ欄には「ブワーと当時のことを思い出して、泣きそうです」「今、実際にこんな感じ過ぎて泣けてきました」「現実にあると救われる人多いのになぁ〜」といった、多くの共感の声が寄せられています。

    大きな反響を受けて、「よなきごや」のような場所が欲しいと求める人の多さを改めて実感したと話します。

    リプライ欄には、そんな人から「『ママさんだけじゃなく、パパさんでも孤独を感じてる大人も子供も、誰でも利用できる場所があったら…』と夢想する時がある。どうやったらできるだろう?」「同時期に生まれた人たちに産婦人科でzoomのIDとか配ってもらって交流できたらいいなと思ったりした」など具体的なコメントもちらほらありました。

    主人公の夜泣きや育児に対する葛藤や悩みがリアルに描かれている『よなきごや』は何度でも読みたい…。全編はかねもとさんのブログから読むことができます。

    <サムネイル/Getty images>