時短復帰した「私」を待ち受けていた現実とは…?子どもを持つ前と後の比較マンガがリアルすぎた。

    投稿のコメント欄には、多くの共感の声が寄せられました。

    「子を持つ前の私と、時短復帰した私」と投稿されたマンガが話題です。

    幼児2人を育てながら時短勤務をする「たぽ」さん(@tapontappon)が、自身の経験をもとに描いた4ページのマンガを投稿したところ、3千回以上リツイートされ、2.4万を超える「いいね」が集まりました。

    「まさにその通り💦共感します❗」「わたしも毎日おなじこと思ってます。笑」と、同じような経験をしたことがあるTwitterユーザーたちからは、多くの共感の声が寄せられました。

    マンガの内容は…?

    「子を持つ前の私」だった頃から、マンガは始まります。

    定時に帰宅し、通勤電車内で仕事に関する情報収集を行うたぽさん。家に帰り、夕食を食べながら夫と楽しく談笑する様子が描かれています。

    次の日にやるべきことをゆっくりと整理し、眠りにつきます。

    そして、余裕を持って乗車した次の日の通勤電車の中でビジネス本を読み、落ちついた状態で仕事を開始。

    しかし、時短勤務で復帰した後、そんな日常は大きく変わっていきます。

    以前よりも短い時間で働くため、仕事の時間配分がうまく行うことが出来ず、「明日にまわすこと」が増えていきます。

    また、仕事のための情報収集の時間にあてていた通勤時間は、保育園の連絡の確認などの時間に。

    自由に動き回る子どもたちのお世話にも、時間を割かなければいけません。

    慣れない時短勤務と子育てで疲れ切ってしまい、布団に入った途端に眠りに落ちるたぽさん。ただ、寝て起きたら、すぐに通勤しなくてはなりません。

    そして、保育園からの連絡などに追われたまま、会社に到着。今日やるべきことがわからなくなってしまっているようです。

    「子を持つ前の私」は、イヤリングをつけ、髪も整っている状態で勤務していましたが、「時短復帰した私」は何も着けていない疲れた状態が描かれています。

    この内容に、Twitterでは多くの共感の声が寄せられました。

    「えーん、えーん、今日の私だよー」

    「服、バッグ、アクセの変化が生々しくて…。心に刺さるドキュメンタリーでした」

    「こんな漫画を待っていた!!ホンマにこれ。もう毎日毎日毎日毎日おんなじことの繰り返しですよね」

    BuzzFeedは、マンガを投稿した「たぽ」さんに話を聞きました。

    現在、2人の子どもを育てるたぽさんは、勤務時間が75%の時短社員として働いています。マンガに描かれている「時短復帰した私」は、ここ1年の繁忙期の時の話でした。

    ある時、フルタイム勤務の時と比べて、実際は半分も仕事が出来ていないと感じたたぽさんは、そのことに対して、「なんでだろう?」と思ったそう。何気ない疑問から、この比較マンガを描こうと思ったのだと振り返ります。

    「で………何やるんだっけ……?」

    この4ページのマンガは、最後たぽさんの「で…何やるんだっけ…?」という姿で終わっています。

    「始業のタイミングで全く頭が整っていないということが、『なんでこんなに出来ないんだろう』の答えの1つかなと思ったので、最後のコマに描きました」

    マンガの最後のコマのような状況になった時の対処としては、「思い出すしかないですね。笑」と話してくれました。

    「頭のキャパがパンクしてる時は、私は家事の優先順位を一番下げているので、まずは家事系の事を頭の中から捨てます」

    ご家族のご協力があっても、マンガに描かれているような苦しい状況になってしまうのだと話すたぽさん。このようにもツイートをしています。

    「疲弊してるイコールどちらかにタスクがかたよりすぎている、という訳ではなくて、単純に大人二人でこなすにはタスクが多すぎるって話なのよ。でもまぁ、それが"生きる"って事なのかな。今ではそう捉えてますね」

    「親が働きながらでも余裕を持って、子育てができる日本社会になるためには、可能な職種はこのままリモートワークが普及するといいなと思います」

    「私もリモートワークの日があり、その日は通勤時間分余裕が出るのでとても助かっています」

    他にも、普段の生活について描くマンガをTwitterなどで投稿しているたぽさん。今後の更新も楽しみですね。