クリスマスイブに投稿されたネックレスが話題に
2020年12月24日に投稿されたあるネックレスが3.7万以上のリツートと25万を超える「いいね」を集めています(21年1月6日現在)。
4℃のネックレス作りました
「4℃」のネックレス
作品を制作したのは、昨年のクリスマス前後にジュエリーブランド「4℃」のネックレスが、Twitter上で今年も話題になったからでした。
女性へのプレゼントとして4℃のネックレスが「本当に」喜ばれるプレゼントなのか、そもそもプレゼントに優劣をつけることが正しいのかなどの議論が巻き起こったのです。
それを見た、神戸大学大学院在学中の南村杞憂(@jocojocochijoco)さんは、今回の作品の制作に取り掛かったのだと、BuzzFeedに振り返ります。
「不意に思いついてしまって。思いついたらすぐに手を動かすタイプなので、翌日すぐに制作していました」
そうやって完成した作品は、Twitterで「まさに天才」「面白すぎます!!!センスが良すぎます!!!」「めっちゃほC。」など大絶賛されました。
制作過程の苦労
この作品は、透明なアクリルパーツを組み合わせて作ったそうです。
「もちろん1枚に印刷して終わることもできたのですが、複数枚のアクリル材を重ねることで奥行きを表現し、立体感を作り出しました」
制作の過程では、温度計をアナログにするか、デジタルにするかで悩み抜きました。ただ、温度計としての機能は全くないそうです。笑

興味深い作品の数々
南村さんは、これまでさまざまな作品を制作してきました。中でも、この記事の筆者が好きなのはこちらです。
いつでも誰でもエビデンスで殴れるメリケンサック作ったので見てください ちなみに透明性高いけど脆いので実践には向きません
自身のお気に入りについて尋ねると、一例として『whereabouts_of_me』だと回答してくれました。
これは、南村さんがストーカー被害に遭い、各地を転々と泊まり歩いていた時の食事や日用品のレシートを集め、1枚の作品に落とし込んだ作品です。
これ何だと思います?これね、私が先月ストーカー被害に遭って自宅に帰れなくて各地を転々と泊まり歩いていた時の毎日のご飯やその日その日の日用品を買った時のレシートや自宅に溜まっていた不在票を集めて怯えながらも沢山の人の助けを借りて暮らした日々を一枚にして記録作品にしたやつです
大阪における環境音を収めたカセットテープを使った作品『緊急事態宣言下の環境音』シリーズもお気に入りなんだとか。
5月頃に収録したといい、「今となってはとれないから」とその理由を説明します。
「環境音」という作品名でいつかどこかの10分間をランダムに作品として売っているのだけれど、ここ最近の“空気”は専ら何かしらどこかに記録しておかなければならない使命感がある こういう時こそ制作が捗る
ただ、
「ぶっちゃけ基本的に自分の作るものは大体全部大好き」
だと断言します。そう語る南村さんの過去の作品は、Twitterアカウント(@jocojocochijoco)やインスタグラムのアカウント(@arimoshinaikoto)、HPで見られます。
次回の作品にも期待です…!