幼い頃の記憶をきっかけに描かれた1枚の美しい水彩画。見れば見るほど引き込まれる〜!

    美しすぎるんだが…✨💓💐

    『春色を纏う』という作品が話題です。

    水彩画家のZIZIさん(@zizitw)がTwitterに『春色を纏う』という水彩画の作品を投稿したところ、1800回以上リツイートされ、1.3万を超える「いいね」が集まりました。

    「綺麗なイラストをありがとうございます!」「ひゃ~とっても綺麗」「なんだか雑誌の表紙のようで素敵です」「華やかで美しいです…」と大きな反響が寄せられています。

    『春色を纏う』

    美しすぎるこの作品は、細部までじっくり見ると、さらに惚れ惚れとしてしまいます…👀💓リプライ欄には、次のように称賛する声が多く寄せられています。

    睫毛の細かさと落とされた影が繊細。手が綺麗。手まで美人過ぎます…頬にやや食い込む表現とか好き…儚げな雰囲気なのに色気も含んだ表情最高です。書ききれないです…。

    瞳も唇もたまらないですね…手も本当に綺麗で💕タイトル通りの華やかさでありつつも、飾りすぎていない自然な雰囲気が素敵ですね…細かい部分ですが、寄せた腕の脇のラインがリアルで絵により厚みが出ていると思います。

    この作品の線画の一部もTwitter上で公開されていたので紹介します。完成した作品よりも、繊細な線がよく見えてこれはこれで素敵…👀

    さらに、「線画から立体感が出てくるこの段階が楽しい」と色を付ける途中段階のものも投稿されました。

    こちらを見ると、じゅんわりとした色が重なっていき、『春色を纏う』作品が完成したのだと感じられます。素敵すぎる✨

    BuzzFeedは投稿したZIZIさんに話を聞きました。

    ZIZIさんは、大阪在住の水彩画家。自身の活動について、人の鬱々とした内面と花の美しさを描いているのだと説明します。

    今回の作品を描き始めたのは、幼い頃の記憶を思い出したことがきっかけだったんだとか。

    「幼い頃にシロツメクサや野花で、花冠や指輪を作って遊んでいたことを思い出したことをきっかけに、『アクセサリーのように花を身体に飾るのはどうかな?』と構想に至りました」

    「作品に実在のモデルはいません。普段から目にする化粧品のイメージモデルやアイドルの可愛いところ、美しいなと感じたことを作品に生かしています」

    透明水彩絵具と「アルシュ紙」という水彩用紙を使って描いた作品に寄せられた大きな反響を受け、「私の思う『美しい』を詰め込んだ作品を見ていただけて嬉しいです」と喜んでいます。

    他にも多くの作品を投稿しているZIZIさん。

    『椿落ちる日』

    『夏日向にお眠り』

    ZIZIさんが作品の制作中に大切にしているのは、「人物の手の仕草やポーズの美しさ」だといいます。

    「笑ったり、泣いたりの表情を描かない分、指先や視線から表情や心情を感じられるような作品づくりを目指しています」

    作品はアナログでどれも描いているそうですが、難しい点と楽しい点があるんだとか。

    「作業のやり直しができないので、失敗できない緊張感には未だに慣れません…。
    ただ、その失敗を減らすために本番前に技術的なテストをしています。そこでコツを掴んだり、新たな発見ができたりするのはアナログの楽しさの1つだと思います」

    『月日をかさねて』

    「最新の作品がお気に入りです」

    これまでの作品の中で、特にお気に入りのものをお聞きすると「最新の作品がお気に入りです」との返答がありました。

    「最新の作品は自分の中でも新鮮ですし、技術も描くたびに向上していると思っているので、今1番上手に描けている最新の絵がお気に入りです」

    『春色を纏う』 2021年制作 透明水彩/アルシュ紙/210×297㎜

    Twitter: @zizitw