ハーバード大学に現役合格した脳性まひの青年。双子の姉と抱き合う瞬間、ネットで300万回再生

    「これまでの彼の人生、成し遂げてきたこと、すべて見てきました。それに値するような結果」双子の姉は、弟を「誇りに思う」と語ります。

    米コネチカット州に住む脳性まひの青年が、世界最難関のハーバード大学に合格しました。インターネットで合否を確認する様子を撮影した動画が、話題を呼んでいます。

    動画に映るのは、脳性まひをかかえるマシュー・ミズレンスキーさんと、双子の姉マグダレーナさん。NBCによると、撮影者は2人の母親です。

    パソコンの画面をスクロールするマシューさん。

    母親が「もう(合否のページが)更新されているはず」と言った瞬間、2人は驚きと歓喜の叫び声をあげて抱き合います。

    マグダレーナさんは、「マジで!?」と連呼。驚きの様子を隠せません。

    動画は、2人が通う高校の公式インスタグラムで300万回以上も再生されました。コメント欄には、「マシューおめでとう!」「マジで泣ける。最高の瞬間だ」「このリアクションもいいね」など祝福の声が寄せられています。

    マシューさんはCBSの取材に答え、 「最高に嬉しかった。小さいころからハーバードに通うのが夢でした」と心境を語りました。

    CDC(アメリカ疾病予防管理センター)によれば、脳性まひには、体を思うように動かせない、バランスが取れないなどの運動障害が伴います。

    個人差はありますが、マシューさんの場合、筋肉の緊張、動きや歩行機能、姿勢などに影響があるそうです。

    マシューさんは、ABCの情報番組「Good Morning America」の取材に、自身の患う脳性まひについて語りました。

    マグダレーナさんは、マシューさんの努力について語ります。

    NBCによると、マシューさんがハーバード大学を目指したのは、同大学の近くにあるボストン小児病院でかつて治療を受けていたから。