俳優の山田裕貴さんが11月12日に公式X(旧Twitter)を更新。この日に放送された大河ドラマ『どうする家康』(NHK)でアドリブのセリフが採用されたことを明かし、一部ファンから「震えました」などと熱狂的な反応がありました。
ドラマで山田さんは徳川家康(松本潤)の重臣、本多忠勝を演じています。「徳川四天王」のひとりに数えられ、徳川勢“最強”とも言われる忠勝。
その忠勝を象徴する武器として知られる「蜻蛉切(とんぼきり)」の名を、この日に放送された回で忠勝役の山田さんがアドリブで挿入。
山田さんはSNSで「どうしても名前を呼びたくて、アドリブで言ったら、使われてた」と投稿しました。
この日に放送された回は、天下分け目の関ケ原の戦いです。
関ケ原に布陣した際、家康率いる東軍は石田三成(中村七之助)ら西軍に対して劣勢ともいえる状況でした。
当初は拮抗した戦いでしたが、外交のために送った書状による多数派工作や、戦場での老練の用兵が徐々に功を奏し、 ついに西軍を敗走に追い込みます。
家康、忠勝らが勝利をかみしめていると、西軍・島津の部隊が家康の本軍に向かっている情報が入ります。
これに対し家康は「放っておけばよい。前を蹴散らして逃げるつもりじゃろう」と指示を出しますが、徳川四天王のひとり、井伊直政(板垣李光人)が島津勢を攻撃しようとしていると伝令から聞かされました。
忠勝は「相変わらず向こう見ずが」とたまらず直政の元に向かいます。この時、部下に「蜻蛉切を」と槍を渡すよう指示していました。
ネットの反応は……?
アドリブであることを明かした山田さんの投稿に、
「芸術点高すぎる」
「アドリブと知り、更に感動しました……。山田さんでないと、このシーンは見れなかったと思ってます……」
「震えました」
「マジ泣けて、鳥肌が立ったよ」
「刀剣乱舞好きの娘も喜んでいました☺️ありがとうございます🙏」
「大河ドラマってなかなか武具の名前を言ってくれないから珍しいなと思っていた」
などの反応が集まっています。
名刀が擬人化したゲーム『刀剣乱舞』でも蜻蛉切は人気になっています。