Twitterのブランド名が「X」に変更されたことに伴い、従来から使ってきたユーザーIDを「取り上げられたのではないか」という例が相次いで報告されています。
日本でもこの出来事に直面してしまったユーザーがいます。ユーザーID「@xai」のアカウントを所持していたへりおん@ランダーさんは7月26日、IDが勝手に「@xai → @xai_」に変わっていたとTwitterで報告しました。
また海外では、アメリカ在住の写真家が「@x」というIDのアカウントを使っていたところ、「@x12345678998765」に変わってしまったという事例も。報道によると、アカウントIDの変更や移譲にあたり、Twitter側からは代金や謝礼などの支払いは特になかったそうです。
いつ変更されたのか、事前に説明はなかったのか……。編集部は当事者のへりおんさんにお話を伺いました。
――いつユーザーIDが変わっていることに気付きづきましたか。
気が付いたのは7月26日ですが、7月13日に海外の方から「イーロンにアカウント取られてる」みたいなDMをもらっていました。
よく「アカウントを売ってくれ」みたいなDMが届いていたので、無視しちゃってました。
――X社(旧Twitter社)側から連絡や報告はなかったのでしょうか。
気付いていないだけかもしれませんが、コンタクトはいまだにないです。
――変更前のユーザーID(@xai)は2010年4月の利用開始時からずっと使用しているものでしたか。
アカウントはずっと使っています。
――IDが変わったことについて、今どのようなお気持ちでしょうか。
3文字が4文字になったというのはありますが、新しいものもシンプルなので可もなく不可もなくです。
変える前にひと言声をかけてはほしかったですが……。
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現在「@xai」というIDのアカウントは、X社のAI部門が利用しているようです。
ビジネスアカウントであることを公式に認める金色の認証マークがついており、イーロン・マスク氏に関連したツイートなどをわずかに投稿しているのみとなっています。