北海道“全域”に初の「熱中症警戒アラート」発表で北国から悲鳴。16地点で観測史上最高気温の23日に続き、危険な暑さ予測

    環境省と気象庁は8月24日、熱中症警戒アラートを、新潟県より北の全地域に発表しました。北海道の全域が対象になるのは、2021年に運用を始めて以来、初めて。北日本は危険な暑さになります。

    環境省と気象庁は8月24日、熱中症警戒アラートを、新潟県より北の全地域に発表しました。  

    北海道の全域が対象になるのは、2021年に運用を始めて以来、初めて。

    8月24日は13時50分の時点ですでに北海道の10地点で観測史上最高気温を記録しています。

    8月23日にも札幌市で36.3℃を記録するなど、10地点で観測史上最も高い気温となりました。8月23日は、全国の16地点で観測史上最高気温を記録しています。

    観測史上最高気温の36・3度を記録した札幌市内を歩く人たち

    熱中症警戒アラートとは

    熱中症警戒アラートは、①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温を元に「暑さ指数」を算出し、一定以上になった場合に発表されます。

    環境省などが示す、熱中症予防指針「危険、厳重警戒、警戒、注意」の4段階のうち、最上位の危険をさらに上回った基準でアラートが発令されます。環境省は下記の行動指針を示しています。

    ・すべての生活活動で熱中症がおこる危険性がある。

    ・高齢者は安静状態でも熱中症になる危険性が大きい。

    ・外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。  

    ・運動は原則中止。

    ・特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合には中止すべき。

    環境省「暑さに慣れていない地域なので」

    環境省環境安全課はBuzzFeed Japanの取材に対し「北海道は暑さに慣れていない地域なので、適切な予防行動をとってほしい」とコメント。4つの予防行動を紹介しています。

    ・熱中症警戒アラートをチェックしましょう。

    ・適切にエアコンを使ってください。

    ・見守り・声がけでご家族や近隣住人同士のコミュニケーションを。

    ・こまめに水分・塩分補給を忘れずに。

    ネットの反応は……?

    熱中症警戒アラートの発表に、ネットからは

    「北海道でも熱中症アラートはやばすぎ」

    「こちらの地域は小学校〜高校もほとんど休校になってた。命には換えられない」

    「釧路もかよ」

    などの声が上がっています。