アイドルグループ「学歴の暴力」がライブ中にしているというパフォーマンスがTwitterで話題です。ツイートは現在までに約7.6万いいねを集めており、Twitter上では「こういうノリ好きだわw」「アレの使い道がこんな所にあったなんて」といった声も。一体どういうパフォーマンス……?
ツイートを投稿したのは、「学歴の暴力」卒業生のえもりえもさん(@emofairystar1)。
「学歴の暴力」はメンバー全員が旧帝大(東京大学、京都大学など)出身という異色のアイドルグループです。平日はそれぞれ社会人として仕事に就きつつ、休日には趣味としてアイドル活動し、ファンを魅了しています。さすがの頭脳派で、全てセルフプロデュースとのこと。
特徴的なのが、ライブです。「学歴の暴力くらえ~」と“学歴ビーム”を放ち、ビームを食らったファンが倒れるというお約束があるそうです。
しかし、まれに高学歴のファンが学位記を盾として持参し、ビームを防ぐこともあるとのこと。アイドルのライブ中なのに高度な学歴バトルが行われているだと……。
えもりさんに聴いてみた
あまりにも情報量が多いこのツイートには、「なんかわからんけど楽しそう」と困惑する声も。いろいろ謎すぎたので、編集部はえもりさんにお話をうかがいました。
――そもそもグループはどういう経緯で生まれたのですか。
京大卒の私が、東大卒のなつぴなつ(@natsupikkk)を、TwitterのDMで誘ったことがきっかけです。
二人はもともと相互フォローの関係でした。ある日、なつぴが病んだツイートをしているのが目にとまり、何か気晴らしに楽しい活動が出来たらいいなと思い、「私と一緒に、『学歴の暴力』というアイドルをやりませんか?」と誘ったんです。
――もう、名前が決まっていたのですね。
東大卒・京大卒の二人のステータスを生かした活動にしたいと思い「学歴の暴力」と名付けました。
その後、メンバーを増やして賑やかにしたいと思って新メンバーを募集した際にも、募集要項に「学歴フィルターあり。旧帝大卒の女子求む」と明記し、最終的に旧帝大卒のメンバーで構成されることになりました。
――ライブで「学位記」を盾にするというやりとりは、どのようにして発生したのでしょうか。
オリジナル曲の『学歴の暴力』には「学歴の暴力くらえ〜!」と歌いながら学歴ビームを発する一節があります。ファンの方が、乗ってくれてビームを受けて倒れるという一連の“お約束”ができていました。
ある日、一人の高学歴ファンが自身の学位記を持参。“盾”として使用し、ビームを防ぎ始めました。それをきっかけに他の高学歴ファンも、ライブに学位記を持参しビームを防ぐようになりました。
――えもりさんは卒業生とのことですが、今も「学歴の暴力」には関わっていますか?
「自称、学歴の暴力スーパーバイザー」として、たまにライブのお手伝いに行ったり、衣装を作ったりしています。
――「学歴の暴力」ならではのユニークなパフォーマンスを教えてください。
ワンマンライブで、研究発表のプレゼン・質疑応答をすることがあります。学歴にかかわらずだれでも楽しめるように、馴染みやすいテーマを各メンバーが選び深掘りするといった内容でした。
ライブで歌う曲は、全てオリジナル曲でメンバーが作詞しています。たとえば「学歴マウントをとるが、最後は結局かわいい私文女子に負ける」「フーリエ展開出来ないくせして邪魔をするな」と私たちの“日頃の鬱憤”を晴らす歌詞があります。
アイドルのライブと言えば、ファンがコールを入れることも楽しみのひとつ。学歴の暴力には「旧帝大コール」があり、旧帝大の大学名を順番に叫ぶ文化もあります。