Twitterの“青い鳥”ロゴを制作したデザイナーの一人、マーティン・グラッサー氏は7月24日、自身のTwitterで「この青い小鳥は、過去11年間に多くのことを成し遂げました」と、長年使われてきたロゴに別れを告げました。
ツイートではデザインが今の形に決まるまでの経緯も明かされており、ネット上ではその細やかなこだわりに「泣けてきた」といった声も寄せられています。
グラッサー氏は「今日、私たちはこの偉大な青い鳥に別れを告げます」と前置きしつつ、ロゴが生まれた経緯を説明。氏によると、このロゴが生まれたのは2012年。3人のチームによってデザインされたそうです。
「AppleやNIKEのロゴのように優れたデザインでなければならなかった」と振り返るグラッサー氏。当初はもっと「宙を舞うガチョウ」のようなデザインだったそうですが、Twitter創設者の一人、ジャック・ドーシー氏から「もっとシンプルなもの」を求められ、最終的にはいくつもの円を使い、見慣れたあの“青い鳥”が生み出されました。
「シンプルでバランスが取れていて、小文字の『e』のように、非常に小さいサイズでも読みやすいようにデザインされた」とグラッサー氏。ちょうどTwitterのロゴが「X」に置き換わったタイミングということもあり、一連のツイートは合計25万以上のいいねを集めるなど大きな話題を呼びました。
ネット上の反応は……?
デザイナー自身による“青い鳥”の誕生秘話に、ネット上からも大きな反響が寄せられています。
「泣けてきた…」
「Twitterのロゴって円だけで作られてるんだよね…完璧なデザインだった」
「最高のバランスになるまで何度も何度も試行錯誤を重ね、時間を費やしたのがわかる」
「本当に難しいんだよこれ。どれくらい本物から情報を簡略化出来るか。かつこれを鳥だと認識できる程度の情報は何を残すか。それを丸使って表現してるのすごい」
「シンプルさと曲線の美しさ、かわいらしさ、見やすさ、を兼ね備えた青い鳥が失われるのが本当に悲しくてならない」