「泣けてきた」…デザイナーが明かすTwitterのロゴ誕生秘話に反響「この青い小鳥は、過去11年間に多くのことを成し遂げました」

    Twitterのロゴ“青い鳥”を制作した一人、マーティン・グラッサー氏がデザインの誕生秘話を明かしました。

    Twitterの“青い鳥”ロゴを制作したデザイナーの一人、マーティン・グラッサー氏は7月24日、自身のTwitterで「この青い小鳥は、過去11年間に多くのことを成し遂げました」と、長年使われてきたロゴに別れを告げました。

    ツイートではデザインが今の形に決まるまでの経緯も明かされており、ネット上ではその細やかなこだわりに「泣けてきた」といった声も寄せられています。

    Today we say goodbye to this great blue bird

    This logo was designed in 2012 by a team of three. @toddwaterbury, @angyche and myself,

    The logo was designed to be simple, balanced, and legible at very small sizes, almost like a lowercase "e", a 🧵 pic.twitter.com/pogZnorRko

    — martin grasser (@martingrasser) July 24, 2023
    Twitter: @martingrasser

    グラッサー氏は「今日、私たちはこの偉大な青い鳥に別れを告げます」と前置きしつつ、ロゴが生まれた経緯を説明。氏によると、このロゴが生まれたのは2012年。3人のチームによってデザインされたそうです。

    So, I just started drawing birds.

    Drawing is one of the quickest ways to understand how the shapes can work together pic.twitter.com/JhMeF7XS0h

    — martin grasser (@martingrasser) July 24, 2023
    Twitter: @martingrasser

    「AppleやNIKEのロゴのように優れたデザインでなければならなかった」と振り返るグラッサー氏。当初はもっと「宙を舞うガチョウ」のようなデザインだったそうですが、Twitter創設者の一人、ジャック・ドーシー氏から「もっとシンプルなもの」を求められ、最終的にはいくつもの円を使い、見慣れたあの“青い鳥”が生み出されました。

    We liked using a circles to construct our drawings, it felt like the bird should have an underlying neutrality and simplicity about it pic.twitter.com/ir1apIsVf5

    — martin grasser (@martingrasser) July 24, 2023
    Twitter: @martingrasser

    「シンプルでバランスが取れていて、小文字の『e』のように、非常に小さいサイズでも読みやすいようにデザインされた」とグラッサー氏。ちょうどTwitterのロゴが「X」に置き換わったタイミングということもあり、一連のツイートは合計25万以上のいいねを集めるなど大きな話題を呼びました。

    ネット上の反応は……?

    デザイナー自身による“青い鳥”の誕生秘話に、ネット上からも大きな反響が寄せられています。

    「泣けてきた…」

    「Twitterのロゴって円だけで作られてるんだよね…完璧なデザインだった」

    「最高のバランスになるまで何度も何度も試行錯誤を重ね、時間を費やしたのがわかる」

    「本当に難しいんだよこれ。どれくらい本物から情報を簡略化出来るか。かつこれを鳥だと認識できる程度の情報は何を残すか。それを丸使って表現してるのすごい」

    「シンプルさと曲線の美しさ、かわいらしさ、見やすさ、を兼ね備えた青い鳥が失われるのが本当に悲しくてならない」