超簡単!最高に美味しいマッシュポテトの作り方
マッシュポテトのレシピの決定版!塊の残った皮付きバージョンから今までで最高にクリーミーなマッシュポテトまで、究極のマッシュポテトを作るステップガイドです。

マッシュポテトが好き。でも、失敗しやすい料理でもあるんですよね。水っぽくなりすぎたり、しっかり加熱ができていなかったり。見た目ほどシンプルじゃないんですよ。
そこで、夢のようなマッシュポテトを作るためのガイドを作ることにしました。
せっかくなどでタイプ別に作ってみた。

4つのバージョンとは:
• 軽くてフワッとしたマッシュポテト:またの名をクラシック。ほとんどすべてのサンクスギビングの食卓に見られるフワッとしたマッシュポテト。こちらはシンプルでバターのよう、100%なめらか。無難でみんなを喜ばせてくれるものを探しているなら、こちらのレシピ。
• 塊の残った皮付きマッシュポテト:食感があるポテトがお好きな方にはこちら。皮付きのままの小さなレッドポテトを使い、本当に塊の残ったマッシュポテトになります。
• 「あまりどっしりしていない」マッシュスイートポテト:確かにマッシュスイートポテトは美味しいけれど、かなりどっしりしてしまうことも。重すぎないスイートポテトマッシュを作り出す使命を受けましたが、秘密の材料の助けを借りてバッチリ成功したと思います。
• ウルトラクリーミーマッシュポテト:こちらのポテトは頑張り屋さん向け。Food Networkを見て、新しいことを試すのが好きな人に。超クリーミーでぜいたく。風味豊かなニンニクとハーブで味付け。コツ?クリームのなかで料理すること。信じてください。気に入るはずです。
レシピに移る前に、マッシュポテトを語る際に最も重要な2つの要素について解説させてください。
1つ目はポテト。

ポテトの種類はたくさんありますが、マッシュポテトを作る時に考える必要があるのは3種類だけ。
• しっとり系ワクシーポテト:ワキシーポテト(レッドブリスや新じゃが等)はクリーミーで風味豊か。果肉はバターのようで黄色。調理の後も型崩れしません。しっかりとしているので、ラセットポテトのように調理の後に崩れたり、超滑らかになったりはしません。こちらは味がすべてで、食感の方は期待できません。
• デンプン質のじゃがいも:デンプン質のじゃがいも(ラセット、アイダホポテト、シェフズポテト等)は最もフワッとしてなめらかなマッシュポテトになります。簡単に崩れて、バターやクリームをよく吸収します。象徴的な白いクリーミーなマッシュポテトは、これらのじゃがいもで作られています。唯一のマイナス面は、風味に欠けること。
• さつまいも:さつまいもはみんなにお馴染み。甘くて(当たり前!)、風味豊かだけど、すごくどっしりとしている。重い食感であまりにもどっしりし過ぎてしまうので、マッシュポテトを作るのはちょっと大変かもしれません。
2つ目はじゃがいもをマッシュするための道具。

マッシュポテトを作るのに使われる道具には主に2種類あり、結果はかなり異なります。
• ポテトライサー:まずはポトテライサー。超なめらかでフワッとした、完全にダマのないマッシュポテトを作るのにぴったりなのがポテトスライサー。ライサーに茹でたじゃがいもを詰めて押し出すと、超なめらかなマッシュポテトの出来上がり。
• ハンドマッシャー:もう1つは昔ながらのハンドマッシャー。こちらはもうちょっと手間がかかるうえ、完全になめらかなマッシュポテトには仕上がりません。ハンドマッシャーは、マッシュポテトに少し食感を残しておきたい人に最適です。
マッシュポテトにフードミルやミキサーを使う人もいますが、それらには触れません。(フードミルって、持ってる人の方が少ない気がするし…)
道具の話が済んだので、いよいよレシピを紹介。

軽くてフワッとしたマッシュポテト

たくさんの人をもてなす場合には、こちらのフワフワマッシュポテトが無難で、準備も超簡単。
まず、皮をむいたラセットポテトを大きめに切って、たっぷりと塩を入れた水で茹でます。
このレシピでは、ラセットポテトを使って超なめらかな食感を実現。
すべてのレシピで、大さじ1の塩を水に入れて調理をスタート。これはじゃがいもに均一に火を通して、外側が煮崩れないようにするため。
塩の量が多すぎるんじゃないかって?安心してください。茹でる間にじゃがいもに味付けができるし、ほとんどが流れていってしまうので。
じゃがいもが柔らかく、フォークがすっと通るようになったら、ざるにあけて水を切り、熱いうちにポテトライサーに通して!こうすることで、完璧になめらかでダマのないマッシュが出来上がります。
それから小鍋に生クリーム、牛乳、バターを入れて、ふつふつとするまで加熱。
ライサーに通したじゃがいもにこのクリーム液をかけ、じゃがいもがクリーム液を完全に吸収するまでかき混ぜます。
たっぷりの塩こしょうで味付けし、お好みでさらにバター、そして刻んだチャイブを添えてもOK。
• 向いている人:大人数のグループ、伝統主義者、手間のかからないものをお求めの方。
• 向いていない人:食感を重視する人、少し冒険心のあるものをお求めの方。
<レシピ>
分量:10〜12人分
材料
ラセットポテト:約2.3kg(皮をむいて、大きめのぶつ切りにする)
塩:大さじ1と、味付け用に適量
ヘビークリーム(脂肪分36 %以上):1カップ(約240cc)
牛乳:1/2カップ(約120cc)
さいの目に切った無塩バター:1/2カップ(1スティック)と味付け用に適量
挽きたての黒こしょう:適量
チャイブ(刻んだもの):大さじ1(お好みで)
作り方
1.じゃがいもを大きな鍋に入れ、冷たい水をひたひたに入れます。塩を加え強火で沸騰、じゃがいもにフォークがすっと通るまで、約20分煮ます。水気を切り、ポテトライサーを通して大きなボウルに入れ、横に置いておきます。
2.小鍋に生クリーム、牛乳、バターを入れ、ふつふつとするまで弱火にかけます。じゃがいもにかけて、混ぜます。塩こしょうで味付けします。お好みでチャイブと分量外のバターを添えます。
3.召し上がれ!
メモ:ポテトライサーを使うと非常にフワッとした仕上がりになりますが、なければハンドマッシャーでも大丈夫です。
塊の残った皮付きマッシュポテト

こちらのバージョンはローデッドベイクドポテトのような味わいで、完全になめらかにしたマッシュポテトが苦手な方にぴったりです。
それから、じゃがいもの潰し時間を変えることで、お好みの食感に調節できることもお忘れなく。
まずは、皮のついた4つ切りのじゃがいもを塩水でフォークがすっと通るまで茹でます。じゃがいもの水気を切り、大きなボウルに移し、ハンドマッシャーで潰しすぎないように注意しながら潰します。
レッドブリス種を使うのは、バターのようで風味豊かで、煮崩れしにくいから。ユーコン・ゴールドポテトを使うこともできますが、その場合は少しクリーミーな仕上がりになるかもしれません。
それから、生クリーム、牛乳、バター、ニンニクのみじん切りを小鍋に入れ、ふつふつとするまで熱します。
ニンニクがわずかな風味を加えてくれますが、お好みで抜いてしまっても問題なし。
潰したじゃがいもにクリーム液をかけ、サワークリーム(カップ半分)を加えます。これなら塊を残しつつも、じゃがいもの軽さを保つことができるんです!
たっぷりの塩こしょうで味付けし、スライスしたエシャロットとさらにバターを添えて、ローデッドベイクドポテトの感じをさらに引き立てます。
• 向いている人:新しい何かを求めている人、食感を重視する人、ローデッド・ベイクドポテトに目がない人。
• 向いていない人:伝統主義者、昔ながらのフワフワマッシュポテトのレシピをお求めの方。
<レシピ>
分量:10〜12人分
材料
レッドブリスポテト:約2.3kg(皮付きのまま、4つ切り)
塩:大さじ1と味付け用に適量
ヘビークリーム(脂肪分36 %以上):1カップ(約240cc)
さいの目に切った無塩バター:1/2カップ(1スティック)と味付け用に適量
ニンニク:小さめの1かけ(みじん切り)
サワークリーム:1/2カップ(約120cc)
挽きたての黒こしょう:適量
青ネギ(刻んだもの):大さじ1(お好みで)
作り方
1.じゃがいもを大きめの鍋に入れ、冷水をひたひたになるまで入れます。塩を加えます。強火で沸騰させ、じゃがいもにフォークがすっと通るまで、約20分煮ます。水気を切り、鍋に戻します。横に置いておきます。
2.小鍋にクリーム、バター、ニンニクを入れ、中火でふつふつとさせます。じゃがいもにかけます。サワークリームを加え、じゃがいもがクリーミーだけど塊がまたたっぷり残るくらいにハンドマッシャーで潰します。塩こしょうで味を整えます。お好みで青ネギと分量外のバターを添えます。
3.召し上がれ!
メモ:ユーコン・ゴールドや新じゃがなど、小さなしっとり系ワクシーポテトならどんなものでも使えます。
「どっしりしすぎない」マッシュスイートポテト

みんながよく知るお気に入りの、昔ながらのマッシュスイートポテトに、少し技を加え、軽やかで重すぎない仕上がりに。
まず、皮をむいてぶつ切りにしたさつまいもとラセットポテト(!)を冷たい塩水を入れた大きな鍋に入れます。
ラセットポテトが色や味をあまり変えることなく、マッシュポテトを軽やかでいい感じに仕上げてくれます。
フォークがすっと通るほど柔らかくなるまで茹で、水気を切って大きなボウルへ。ラセットポテトが少し茹で過ぎのように見えるかもしれませんが、ご心配なく!
小鍋に生クリーム、牛乳、バターを加え、フツフツとするまで熱したら、じゃがいもの上にかけます。
なめらかになるまでマッシュしたら、こしょうとたっぷりの塩で味付け。普段よりちょっぴり多めの塩で、甘さとのバランスをとるのを忘れずに。何と言っても、デザート系のポテトではないので。
追加のバターとチャイブを添えれば、風味がさらに高まります。
• 向いている人:さつまいもが大好きだけど、どっしりとしたり、ブラウンシュガーたっぷりは苦手な人。
• 向いていない人:超甘くてマシュマロがトッピングされたようなさつまいものサイドディッシュに慣れ親しんでいる人。
<レシピ>
分量:10〜12人分
材料
さつまいも:約1.4kg(皮をむき、大きめのぶつ切り)
ラセットポテト:約900g(皮をむき、大きめのぶつ切り)
塩:大さじ1と味付け用に適量
ヘビークリーム(脂肪分36%以上):1/2カップ(約120cc)
牛乳:1/2カップ(約120cc)
無塩バター:1/2カップ(1スティック)と味付け用に適量
挽きたての黒こしょう:適量
チャイブ(刻んだもの):大さじ1(お好みで)
作り方
1.じゃがいもを大きめの鍋に入れ、冷水をひたひたになるまで入れます。塩を加えます。強火で沸騰させ、いもにフォークがすっと通るまで、約20分煮ます。水気を切り、大きなボウルに移します。横に置いておきます。
3.小鍋にクリーム、牛乳、バターを入れ、弱火でふつふつとさせます。いもにかけ、ハンドマッシャーでなめらかになるまでマッシュします。塩こしょうで味を整えます。お好みで分量外のバターとチャイブを添えます。
4.召し上がれ!
メモ:ラセットポテトを加えることで、普通のスイートポテトマッシュよりも軽い食感に仕上がりますが、昔ながらのスイートポテトマッシュにしたいのであれば、じゃがいもの代わりに約900gのさつまいもを追加しても構いません。
クリーミーでぜいたくなマッシュポテト

高級レストランで出てくるような上等のマッシュポテトと思ってください。義理の親御さんや食通の友達に良いところを見せなければいけない時に作るようなマッシュポテトです。
まず、ラセットポテトの皮をむき、大きめのぶつ切りにして鍋に入れます。
ラセットポテトで最高になめらかなマッシュポテトに仕上がります!
じゃがいもを牛乳と生クリームに浸し(!)ローズマリー、タイム、潰したニンニクを加えます。
じゃがいもを生クリームで煮るなんて、と思うかもしれないけど安心してください。こうすることで風味をたっぷり染み込ませるだけではなく、超クリーミーに仕上げることができるんです。
柔らかくなったら、じゃがいもを濾し、煮汁は取っておき、バターと適量の煮汁を加えてじゃがいもを潰し、クリーミーでいい感じに仕上げていきます。
そしたら塩こしょうで味付けし、完成です!残った煮汁は取っておき、次の日に残り物のマッシュポテトの水気を補うのに利用できます。残り物のマッシュポテトがどんなに乾いて硬くなってしまうかを皆さんご存知ですよね。
• 向いている人:シェフタイプの人、究極のマッシュポテトを求めている人、頑張り屋さんの人。
• 向いていない人:過剰な乳製品の摂取を控えている人、食事の準備を急いでいる人。
<レシピ>
分量:10〜12人分
材料
ラセットポテト:約2.3kg(皮をむいて大きめのぶつ切り)
ニンニク:2かけ(皮をむいて潰す)
ベイリーフ:2枚
ローズマリー(生):2枝
タイム(生):2枝と、飾り用にお好み
生クリーム(乳脂肪分36%以上):3カップ(約720cc)
牛乳:3カップ(約720cc)
無塩バター(さいの目切り):大さじ4(1/2スティック)と味付け用にお好みで
塩:適量
挽きたての黒こしょう:適量
作り方
1.じゃがいも、ニンニク、ベイリーフ、ローズマリー、タイムを大きな鍋に入れます。生クリームと牛乳を上から注ぎ入れ、じゃがいもにフォークがすっと通るまで中火で約20分煮ます。
2.じゃがいもを濾して、煮汁はとっておき、ハーブとニンニクは取り除きます。じゃがいもをポテトライサーに通し、大きなボウルに入れます。
3.煮汁を1/4カップ(約60cc)ずつ加え、クリーミーになるまで混ぜます。煮汁をすべて使う必要はありません。1カップ(約240cc)〜1½カップ(約360cc)で十分のはずです。塩こしょうで味を整え、お好みで分量外のバターとタイムを添えます。
メモ:残った煮汁は取っておき、次の日に残り物のマッシュポテトに水気を加えるのに使うことができます。
さあこれで出来上がり。みんなが喜ぶマッシュポテトの完成です。いざ、マッシュポテトを制覇しましょう!あなたなら大丈夫です!
この記事は英語から翻訳・編集しました。