ギョッとするけれど、ぜんぶ現代の映し鏡。不公正を訴えるアーティストの作品たち。

    「私はイラストレーションを通じていくつかの社会的なメッセージを伝えようとしています。おおむね、私のイラストレーションは平和、寛容、世俗主義を訴えるものです」

    アーティストのガンダズ・アガイェフはアゼルバイジャン出身の36歳の漫画家。現在はフランスを拠点としている。

    アガイェフはBuzzFeedに対し、現代の社会問題が作品のインスピレーションに役立っていると話した。

    アガイェフが描いてきたテーマは人類と戦争の進化から...

    自撮り文化を宗教的なイメージと混ぜたものにまで及ぶ。

    アガイェフは作品を通じて不公正を訴える。自分の国だからと言って避けることはない。母国アゼルバイジャンで人権を擁護するキャンペーン、Art for Democracy(民主主義のためのアート) に関わったために、2014年には故郷を離れなくてはならなくなった。

    それでも、アガイェフは現代社会を反映する作品をつくり続けた。Modern Zombies(現代のゾンビ)という最新のプロジェクトでは、人々がどのように集団の影響を受けて行動するのかを描いている。

    プロジェクトはゾンビのように振る舞う人々を取り上げることが多く、戦争や...

    不寛容や...

    宗教といったテーマを扱っている。

    それぞれのイラストレーションは制作に3時間から1ヶ月程度かかるという。

    今月初めにアガイェフが自分の作品をソーシャルメディアに投稿して以降、ネット上で拡散。キューバから日本にいたるまで、様々な人々が作品にコメントしているという。

    さまざまな国からコメントが寄せられ、その内容を作品に取り入れようとしていると、アガイェフは付け加えた。

    アガイェフはBuzzFeedに対し、プロジェクトを通じて理解してもらいたいと強調する。「私はイラストレーションを通じていくつかの社会的なメッセージを伝えようとしています。平和、寛容、世俗主義を訴えるものです。現代では、どんな戦争やテロも、人類としての恥であるべきです」

    さらに多くの作品については、アガイェフのウェブサイトFacebookページをチェックしていただきたい。

    この記事は英語から編集・翻訳しました。