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TikTokにトム・クルーズのそっくりさんが…。何者か聞いてみたら、まさかの「AI」だった。

トム・クルーズのTikTokアカウント?と、話題。 人工知能を使った合成映像技術(ディープフェイク)について、アカウント運営者に話を聞いてみました。

『ミッション:インポッシブル』シリーズでお馴染み、トム・クルーズ様。ある夜、TikTokを漁っていたら、トムのアカウントらしきものをみつけました→@deeptomcruise

「へ〜。トム・クルーズ、TikTokやってたんだ〜」と思いながら、コメント欄を読んでいると、気になる声が…。

@vfxchrisume / Via Instagram: @vfxchrisume

「この人、本物のトムじゃないよ!」

ええええええええええ!

いやいや、そんなはずない!どうみても、トムじゃん。

気になって眠れないので、調査してみました。

@vfxchrisume / Via Instagram: @vfxchrisume

実はこの方、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『J・エドガー』に出演する、マイルズ・フィッシャーさんという俳優。

その理由は、人工知能を使った合成映像技術(ディープフェイク)を使っているからなんだそう。

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ディープフェイクとは、人工知能を使った合成技術のこと。

顔や体の一部を入れ替えることができ、これによって、本物そっくりの画像や映像を作ることができます。

もっと、詳しい情報を知りたい!アカウントの持ち主に、話を聞きました🎤

アカウントを運営するクリス・ウメさんは、ディープフェイクアプリ「Metaphysic」を使って、トムにそっくりな動画を作り上げているそう。

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「私たちはトムのファンで、彼の作品をリスペクトしています」とクリスさん。

「このアカウントは、トムのモノマネをする俳優のマイルズと一緒に、エンターテインメント/教育に関するプロジェクトの一環として作りました」

「(2020年に)『もしトムが大統領選挙に立候補したら…』という内容のパロディ動画を作成したのが、全ての始まりです。このとき、私たちはトムのキャラクターに大きな可能性を感じたんです」

声や仕草は、マイルズさんのモノマネ技術のおかげ!

1つの動画を完成させるのにかかる時間は、数時間〜数日。

@vfxchrisume / Via Instagram: @vfxchrisume

「作品にもよりますが、撮影するのに時間がかかるときや、顔の入れ替えの編集作業が難しい動画もあります」

「トムの顔をリアルに再現できる高度なディープラーニング技術を使用しているので、ほとんどの場合、明るさの調整や顔がズレている箇所を調整する作業になります。映像にもよりますが、数時間から数日くらいで完成します」

アカウントを運営する目的を「見るもの全てが正しい情報ではないという認識を高めたい」とクリスさんは話します。