「胸の形は十人十色」英スーパー、従業員の胸の型取りを展示。その意図とは?

    イギリスのスーパースマーケットM&Sが、ブラジャーのフィッティングを促進するキャンペーンの一環で、従業員16人の胸の模型を展示。人々の関心を呼んでいる。

    英スーパーマーケットM&S(マークス・アンド・スペンサー)が、ブラジャーのフィッティングを促進するキャンペーンの一環で、展示会を開催した。

    ロンドン市内の展示会場には、従業員の胸をかたどった模型のアート作品が並んだ。

    手がけたのは、ブライトンを拠点に活動するアーティストのリディア・リーブスさん。M&Sで働く、22歳から65歳までの従業員16人の胸を型取っている。

    制作に協力した従業員の1人は、「忘れない経験になった」と話す。

    M&Sは食品だけではなく、衣服や日常雑貨、ブラジャーなど幅広い商品を扱う。

    店舗に胸のサイズを測る専門スタッフ「ボディフィッター」を配属し、年間90万人のフィッティングを行っている。

    M&Sの発表によると、今回の展示は「おっぱいの形は十人十色で、ブラジャーフィッティングが大切だと人々に広める目的」で開催されたという。

    アーティストのリディアさんは、次のように語る。

    「M&Sのキャンペーンは、サイズや形に関係なく、自分のおっぱい愛し、受け入れてあげようというメッセージが込められています。人によっておっぱいに違いがあるのは当たり前で、それが美しいんだと」

    「これは、私がアート作品を通して日々発信しているメッセージと同じです。多様なおっぱいを表現した今回の展示が、人々にとって自分のユニークなおっぱいを愛するきっかけになるといいです」

    今回の展示会は、M&Sが今年2月から行っているキャンペーン「love your boobs, it starts with a bra fit(おっぱいを愛そう。その一歩はブラジャーのフィッティングから)」の一環で開催された。