アメリカ・フロリダ州の高校で2月21日、ゲーム機を取り上げられたことで腹を立て、補助教員の女性に殴る蹴るの暴行を加えたとして、17歳の男子生徒が逮捕された。
被害者の教員はその後、病院に運ばれた。
フラグラー郡保安官事務所は、学校の監視カメラの映像を公開した。映像には、生徒が廊下にいた補助教員の女性を突き飛ばす瞬間が捉えられている。
生徒は身長約2メートル、体重約120キロ。補助教員を突き飛ばした後も、15回ほど背中や後頭部などを殴る、蹴るの暴行を続けた。
その後、生徒は周りの学校職員によって取り押さえられたが、被害者に唾を吐き、「戻ってきたらお前を殺す」などと罵倒したという。
副保安官が現場に駆けつけた時、補助教員は意識不明の状態で、病院に運ばれた。
保安官事務所によると、生徒は被害者の補助教員に授業中、Nintendo Switchを没収されたことに腹を立てたと話しているという。
リック・ステイリー保安官は、「加害者生徒の犯行は非常に恐ろしいもので、まったくもって不必要な行為だった。学校は安全な場所であるべきだ」と声明で述べた。
生徒は今後、加重暴行の罪に問われ、学校は退学処分となる可能性がある。生徒は逮捕時、「刑務所に行きたくない」などと語っていた。