オーストラリア東部のクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州では、深刻な洪水被害が起きています。
2022年2月下旬から降り始め、「レイン・ボム(雨爆弾)」とも表現された豪雨。該当地域では、1週間で1年分以上の雨量が観測されました。
ロイター通信日本版によると3月9日、今回の豪雨被害を受け国家非常事態宣言が発出されました。
AFP通信のまとめでは、15万人以上が避難を余儀なくされているといいます。
地元メディアによると、クイーンズランドとニューサウスウェールズの両州で、これまでに22名の死亡が報告されています。
一部の地域では、雨の勢いが弱まったものの、悲惨な状況はまだ変わっていません。
洪水の被害を受けたオーストラリアの惨状を写真で紹介します。
まずは、被害が深刻だったニューサウスウェールズ州北東部の町、リズモア。
1. 水害に遭った建物を見つめる女性。
2. 浸水被害で、商品として売れなくなった物品を運び出す男性。
3. 銀行には、がれきが散乱しています。
4. 洪水でダメージを受けた家財道具。町の中心部に並べられています。
5. 泥で覆われた浴室。
6. SNSで被害状況を発信する人も。
クイーンズランド州の州都、ブリスベンでも大規模な被害が出ています。
7. 側溝の掃除をしている男性。
8. 浸水した道路で、がれきを見つめる住人たち。
9. 水没した道路に積まれた家財道具。
10. 車も水没しています。
11. 水浸しになったキリンのぬいぐるみを捨てる子ども。
12. 下の階に流れ込んだ土砂をかきだす男性。
13. ブリスベン郊外を拠点とするサッカーチーム、ミッチェルトン・フットボールクラブのグラウンドも水害に遭いました。
14. 浸水被害で、放牧地に取り残されたトラクター。
15. 地元住民が漂流物を片付けています。
オーストラリア最大の都市、シドニーでも洪水被害が確認されました。
16. シドニー郊外、ウィンザーの薬局で掃除をする従業員。
17. シドニー北東部、ディー・ホワイ地区では道路が冠水。
18. シドニーの商業地区では、木が根こそぎ倒れていました。
19. ショッピングセンターでは、スタッフが店内に入った水をかき出しています。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙島海人