今年も"限定の一番搾り"が来る
年に一度販売される「一番搾り とれたてホップ生ビール」が11月4日より発売する。

岩手県遠野市で収穫されたホップを使用し、麦のおいしいところだけを搾る「一番搾り製法」を採用した贅沢なビールだ。
通常のビールは収穫後のホップの品質を保つため乾燥させて使用するが、同商品は水分が含まれたホップを生のまま凍結・粉砕して使用する。
この製法により、フレッシュで華やかな香りを楽しめる。

実は危機的状況にあった遠野ホップ
日本産ホップの栽培面積日本一を誇る遠野市も、ホップ農家の高齢化や後継者不足の問題から生産量がピーク時の6分の1まで減少した。
キリンは日本産ホップを守るため、遠野市と生産者、地域と連携し、地域活性化を推進する「TK(遠野×キリン)プロジェクト」を発足した。一番搾り とれたてホップ生ビールはこの事業の一環で生まれた商品だ。
また嗜好の多様化から、地元醸造所で作られたクラフトビールや、新たに開発されたホップを使用したビールなど、さまざまな銘柄が登場しファンの心を掴んでいる。

自宅から遠野のホップ畑を体験
このコロナ禍において、オンラインでの取り組みも加速しているという。
毎年恒例となっている「遠野ホップ収穫祭」や体験型の「遠野ビアツーリズム」といったリアル体験会は新たな取り組みを模索し、不定期でオンラインイベントを開催している。
今年10月8日からはホップの収穫やビールの製造工程が学べるオンライン見学を特設ページにて開催する。
原材料であるホップに焦点を当て、工場見学者の目線でホップ畑やキリンビール工場の製造現場にいるかのような体験が味わえる。
これに先駆け、まもなく収穫適期を迎えるホップ「IBUKI」の畑をスマホで体感できる「日本産ホップ畑を見渡そう!360度体験」をYouTubeで公開している。
YouTubeでこの動画を見る
日本産ホップ畑を見渡そう!360度体験
収穫適期を迎えるホップ畑の間を歩く様子を360度見渡すことができる。(スマートフォン推奨)
高さ約5mまでに伸びるホップ畑を自由に見渡せ、まるでホップ畑にいるような非日常の感覚を味わえる。VR専用ヘッドマウントディスプレイを装着すればVR体験も可能だ。